ロイヤル顧客プラットフォーム「coorum(コーラム)」を提供するAsobicaは、電通と2024年9月に協業パートナー契約を締結した。今後、両社は企業向けコミュニティプラットフォーム「coorum community」の活用を促進し、クライアント企業の顧客理解の解像度を高め、事業全体の成長に貢献する。
協業パートナー締結の背景
電通は、1901年に創業し、マーケティング、デジタルマーケティング、クリエイティブ、プロモーション、メディア、コンテンツ、PR、グローバル・ビジネスなどさまざまなソリューションを展開している。電通が多くの企業と相対する中で、近年、顧客理解におけるソリューションの施策としてコミュニティを選択する企業が増加している傾向がある。
企業のコミュニティ導入の背景として、(1)少子高齢化による新規顧客の減少、(2)Cookie規制による新規顧客との接点の減少があげられる。企業においては、コミュニティを通じて、既存の優良顧客(ロイヤル顧客)と継続的にコミュニケーションを取り、顕在化していないインサイトを把握することを目指している。
さまざまなソリューションを展開する電通にとって、Asobicaが提供するcoorum communityは、企業の顧客理解をサポートすると評価し、Asobicaと電通の協業パートナー締結に至った。
今後の展開
- シミュレーションシートの開発・提案
コミュニティの特性として、盛り上がりを醸成するまでに時間を要し、すぐに顧客理解のツールとして成果をあげにくいことがある。そうした懸念を解消するために、コミュニティ施策の事前シミュレーションを想定したシミュレーションシートをAsobicaと電通で共同開発した。シミュレーションによって、各社の保有接点に合わせて、集客の計画・見立てを立てることができる。
電通 高井俊輔氏のコメント
“体験データ”“心理データ”が集まるZero Party Dataを取得できるAsobicaのコミュニティは、我々電通にとっても顧客理解に欠かせないソリューションとなりつつあります。
最先端のテクノロジーを活用し、カスタマーフロント領域の行動データを可視化、利活用するサービスを多数揃える「coorum(コーラム)」のトライアルとして、Asobicaと電通で共同開発したコミュニティシミュレーションを是非お試しください。