最先端のセールスは“世の中を塗り替えるテクノロジー”
──Zoom Revenue Acceleratorを使って、今後チャレンジしたいことを教えてください。
「セールスの付加価値向上」に向けたチャレンジをしたいと考えています。具体的には、ミドルパフォーマーをハイパフォーマーに近づけることです。ハイパフォーマーの特徴として、「なぜ高い成果を挙げられたのか」が自分でも言語化できないことが多いです。これには空気感やジェスチャー、“間”などの非言語情報が含まれており、従来「アートの領域」とされてきました。
Zoom Revenue Acceleratorを活用すれば、これらの非言語情報もデータとして捉え、分析することが可能になります。今後はこの機能を駆使してハイパフォーマーの要素を形式知化し、ミドルパフォーマー層の付加価値向上につなげていきたいと考えています。
──今後、Zoomに期待していることはありますか。
Zoomの技術力の高さには「これがグローバルの本気か」と日々驚かされていますが、文字起こし精度のさらなる向上や、日本語ならではのローカルな課題への対応、よりディープな機能開発を実現していただけると嬉しいですね。
「AIってこんなにすごいんだ」「AIでこんなこともできるのか」という感動が営業の楽しさにもつながり、freeeでの活用をより強力に推し進められます。今後も引き続き、さらなる機能の拡充に期待しています。
──AIの活用、そしてZoom Revenue Acceleratorの導入をこれから検討する読者に対して、最後にメッセージをいただければと思います。
小さな問題を取り上げてAIを使わない理由を議論することはナンセンスだと思っています。セールスの現場においてAIを使わないという選択肢はないでしょう。
「最先端のセールスは、“世の中を塗り替えるテクノロジー”である」という、同社代表・佐々木の言葉があります。freeeが相対する数百万社のSMBのお客様に「マジ価値を届けきる」のはかんたんなことではありません。より多くのお客様に価値を届けるには、セールス自身もマーケティング活動の一端を担い、個々の顧客に対しベストなアプローチを行う意識を持たなければなりません。そして組織をさらにスケールさせるためには、個々の顧客対応で得られたさまざまなデータを再現性のあるかたちで横展開していくことも求められます。
営業担当者がこの意識を持って活動するか、アナログに自身の成果のみを追求するかで、将来性が大きく変わると確信しています。もちろん、営業には最終的には「アート」の領域は残るでしょうが、データ分析やAI活用によって形式知化された社内の知見を最大限に活用し、レベルアップしていくことは楽しいことです。そうしてスキルアップを重ねることで、営業は「世の中を塗り替える」技術を磨いていけるのだと思います。
現状を変えることはときに難しく、抵抗を受けることもありますが、変化を恐れずに取り組むことが新たな可能性を開く鍵となります。技術の進化は止まりません。営業が「楽しい」と感じることを見つけながら、あらゆる技術を駆使していくことが、これからの時代に求められる姿勢だと思います。
──「営業が楽しい」と思えるのは、素晴らしいことですね。
freeeのいちばんの特徴は、新しく入った人がすぐに活躍できる環境があるところです。セールス・イネーブルメントやAI活用により、最短で成果を出せるようなオンボーディングを提供しています。
「楽しく営業する」ことが成果にもつながり、仕事の充実感や達成感も生み出します。これが積み重なることで、freeeは成長し続けることができるのです。私たちは「楽しさ」と「成果」を追求しながら、お客様に本質的な価値を提供し続ける企業でありたいと考えています。
──本日はありがとうございました!