マツリカは、Sales Tech領域のカオスマップにおいて世界でもっとも支持を得ているとされる「2022 Enterprise SalesTech Landscape」をベースとしたカオスマップ「Japan SalesTech Landscape」の2024年版を公開した。
従来の「Japan SalesTech Landscape」シリーズでは国産Sales Techツールのみを掲載していたが、今回は海外ツールも追加。また、Japan SalesTech Landscape 2024における全41カテゴリの解説も行った。
調査担当者の考察
2022年版・2023年版に引き続き、世界基準に照らし合わせたセールステックツールのカオスマップである「Japan SalesTech Landscape」の2024年版を制作しました。
過去の「Japan SalesTech Landscape」と比較すると、引き続き掲載ツール数の増加や、新たに日本企業が進出したカテゴリの存在が確認でき、国内のセールステック業界は発展の様相を呈しています。
一方で、「Japan Sales Report 2024 大企業 vs スタートアップ」にあるように、セールステックツールを3種以上導入している企業の割合は46.5%と、国内営業組織におけるセールステックツール導入数はまだまだ少ない状況です。
国内セールステックツールは、高度化よりも高度化文脈が多い印象で、実際に営業の顧客との接点や提案活動に使われるツールよりも、周辺領域でのプレイヤー(ベンダー)が目立ちます。
ツールの増加に伴いカテゴリが細分化しているものの、海外の有力なベンダーは開発や買収によって複数領域に進出しており、カテゴリ統合の流れが今後起きると考えられます。