HRサーベイクラウドサービスのシーベースは、マネジメント業務に携わる480名に対して「マネジメント業務の課題」に関するアンケートを実施し、回答を得た。
調査結果
【設問1】部下の育成は得意だと思う(全体)
「あてはまる」9%、「ややあてはまる」25%と回答したのは全体の34%を占めた。「あまりあてはまらない」14%、「あてはまらない」7%の合計21%より10ポイント以上高い結果となり、自身を「部下の育成が得意」と評価しているマネジメント割合の多さもうかがえる。
【設問2】部下の育成は得意だと思う(従業員規模別)
従業員規模別に見てみると、従業員規模が少なくなるに連れて「あてはまる」「ややあてはまる」の割合が増加傾向にあることがわかる。
【設問3】部下の育成は得意だと思う(マネジメント経験年数別)
マネジメント経験年数ごとに見てみると、「あてはまる」ともっとも多く回答したのは「3年以上5年未満」の経験年数となった。「1年未満」の経験年数については、「あてはまる」はゼロにもかかわらず、「ややあてはまる」が33%とどの年数よりも高い結果となった。一方で、「あまりあてはまらない」「あてはまらない」を足した割合は「1年未満」が約半数とトップとなり、マネジメント初年度は自身の業務成果のとらえ方に差が明確に出ていることがわかった。「あまりあてはまらない」「あてはまらない」の足し合わせた割合は、次いで「5年以上10年未満」の経験年数で約3割となった。
【設問4】部下の育成スキルを上げたいと思う(全体)
「あてはまる」15%、「ややあてはまる」38%と回答したのは全体の53%を占めた。「あまりあてはまらない」7%、「あてはまらない」4%の合計11%の5倍ほど高い結果となり、部下の育成スキルの向上に意欲的なマネジメント層の多さがうかがえる。
【設問5】部下の育成スキルを上げたいと思う(従業員規模別)
従業員規模別に見てみると、従業員規模が多くなるに連れて「あてはまる」「ややあてはまる」の割合が増加傾向にあることがわかる。最大規模の企業に所属するマネジメント層は、約6割が育成スキルの向上に意欲的である。
【設問5】部下の育成スキルを上げたいと思う(マネジメント経験年数別)
マネジメント経験年数ごとに見てみると、「あてはまる」「ややあてはまる」を足した割合がもっとも多かったのは59%で「10年以上」の経験年数となった。一方で、「3年以上5年未満」の経験年数の回答がもっとも少なくなっていることからは、一定年数のマネジメント経験の後のキャリアへの迷いや、ポジティブな成長意欲を持ちづらい傾向が出始めることがうかがえる。
【設問6】部下の育成に責任やプレッシャーを感じることがある(全体)
「あてはまる」9%、「ややあてはまる」31%と回答した割合は合わせて約4割となった。
【設問7】部下を指導する際、自身の気持ちを率直に伝えることができている(全体)
「あてはまる」10%、「ややあてはまる」29%と回答した割合は合わせて4割未満となった。
【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
都道府県:全国
対象者、サンプル数:480サンプル
実施日:2024年7月初旬