社員育成システム「BizLib」を提供するSMBは、中小企業で働く営業職の方を対象に「中小零細企業の営業実態」に関する調査を実施。「顧客管理ツール」の導入実態などを調査した結果を発表した。
調査概要
「中小零細企業の営業実態」に関する調査
- 調査期間:2023年8月22日~8月23日
- 調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
- 調査人数:1,062人
- 調査対象:調査回答時に 中小企業で働く営業職の方 であると回答したモニター
- モニター提供元:ゼネラルリサーチ
中小企業での顧客管理ツールの導入率は約6割
はじめに、中小企業の顧客管理ツールの導入率を調査したところ、「導入している(56.9%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「導入していない(34.3%)」「以前に導入していたが、今は導入していない(8.9%)」と続いた。
85%が、顧客管理ツールは「便利である」と回答 約半数が「情報が一元管理できるところ」にメリットを感じている
顧客管理ツールを導入していると回答した人に「顧客管理ツールの利便性」について聞いたところ、「やや便利である(54.7%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「とても便利である(30.0%)」と続いた。
続いて「顧客管理ツールを導入して良かった点」を聞いたところ、「情報が一元管理できる(52.8%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「情報共有がしやすい(47.9%)」「情報が詳細に把握できる(37.8%)」「情報分析がしやすい(24.2%)」「顧客へのアプローチがしやすい(20.0%)」と続いた。
顧客管理ツールを導入していない理由、「メリットがわからない」「ランニングコスト」「必要とする機能がない」など
顧客管理ツールを導入していないと回答した人にその理由を聞いたところ、「どう役に立つのかメリットが分からない(34.9%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「ランニングコストがかかる(30.5%)」「導入時の人的コストがかかる(21.7%)」「必要とする機能がない(19.8%)」「現在の顧客管理方法に不満がない(14.6%)」と続いた。
続いて、今後顧客管理ツールを導入する予定があるか聞いたところ、「ない(72.2%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「検討中(25.0%)」「ある(2.8%)」と続いた。
導入を途中でやめた理由、「システムがわかりづらい」「入力項目が多い」「操作が煩雑」など
過去に導入経験がある人に、導入をやめた理由を聞いたところ、「システムがわかりづらい(40.4%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「入力項目が多い(39.4%)」「操作が煩雑(26.6%)」「ランニングコストがかかるから(19.2%)」「入力作業が面倒(17.0%)」と続いた。
欲しい顧客管理ツールは「マニュアルが用意されている」「入力項目が少ない」「機能のカスタマイズが可能
過去に導入経験がある人に「現在、顧客管理ツールの必要性を感じているかどうか」を聞いたところ、「やや感じている(62.7%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「あまり感じていない(21.3%)」「かなり感じている(11.7%)」「まったく感じていない(4.3%)」と続いた。
また、どのような顧客管理ツールであれば導入を再検討するのか聞いたところ、「マニュアルが用意されている(34.4%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「入力項目が少ない(30.0%)」「機能のカスタマイズが可能(30.0%)」「作業や操作が簡単(23.3%)」「導入にかかるコストが安価(17.8%)」と続いた。
さらに、具体的にどのような機能やサービスを求めているのか聞いたところ、次のような回答を得た。
「Q. 具体的に欲しい機能やサービスを教えてください」
- 簡単操作(30代/女性/大阪府)
- 作業操作がわかりやすい。コストがかからない(40代/男性/山梨県)
- ヘルプ機能がわかりやすくとても親切(50代/男性/大分県)
- 与信管理機能(50代/男性/東京都)
最後に、「営業時に大切にしていること」を聞いたところ、「スピード対応(55.5%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「臨機応変な対応(50.4%)」「アフターフォロー(37.4%)」「定期的なアクション(33.0%)」「顧客を十分に理解したうえでの提案(30.7%)」と続いた。