WACARU NETは、ランダムに選出した10代〜60代の男女760名に対し、テレワーク時のセキュリティ意識、ネット環境に関する調査を行った。
テレワークの実施状況
現在のテレワーク実施状況を調査したところ、次の結果となった。
テレワークを実施している人の割合は、39.5%と4割程度。過去に実施していたことがある人を含めると、テレワーク経験者は61.9%となる。
一方で、テレワークを実施したことがない人は38.2%と、こちらも4割程度いることがわかる。
テレワークの実施状況(職業別)
現在のテレワークの実施状況を職業別に集計したところ、次のとおりとなった。
テレワークの実施割合がもっとも高いのは自営業、フリーランスで54%と半数以上が現在テレワーク化している。会社員も43.8%と高いテレワーク実施率となっている。
一方で、もっともテレワークの実施率が低いのは医療関係者の8.7%だった。
テレワーク時にセキュリティを意識していない人の割合
テレワーク時のセキュリティ意識に関して調査を実施したところ、次の結果となった。
テレワークのセキュリティについて「気を付けている」と答えた人は38.3%で4割以下。6割以上の人がテレワーク時にセキュリティに関して一切意識しておらず、企業または個人の情報漏洩リスクが潜在していることが浮き彫りになった。
テレワーク時に具体的に実施しているセキュリティ対策
テレワーク時に具体的に行なっているセキュリティ対策例として、次のような回答があった。
- セキュリティソフト、ウイルス対策ソフトの導入
- カフェ、公共無線LANなどのフリーWiFiは使わない
- パソコンにワイヤーロックをかける
- オンライン会議では家族に内容を聞かれないようにヘッドセットを使用
テレワーク時の使用回線
テレワーク時の使用回線について調査を実施したところ、以下の結果に。
7割以上が、テレワーク時は光回線を利用。ポケットWiFi(WiMAX含む)は13%、2024年3月までに廃止が決定しているADSLも4.4%程度テレワークに利用されている。スマートフォン回線で済ませている人も5.7%存在している。
テレワーク時の回線速度の不満状況
テレワーク時の回線速度の不満状況について調査を実施したところ、以下の結果となった。
光回線に不満を感じている人は19.6%ともっとも少なく、比較的安定していることがわかる。
一方で、ポケットWiFi、WiMAXともに通信速度に不満を感じている人が61.3%おり、不安定さが読み取れる。
ネット環境の悪さが仕事に支障をきたしたことがある割合
ネット環境の悪さが仕事に支障をきたしたことがある割合を調査したところ、次の結果となった。
ネット環境の悪さが仕事に支障きたしたことがある人の割合は、38%と4割近いことがわかった。不安定なネット環境でテレワークすると、仕事の出来にも悪影響が出る可能性は高いと言える。
ネット環境の悪さが仕事に支障をきたしたことがある割合(回線別)
ネット環境の悪さが仕事に支障をきたしたことがある割合を回線別に集計したところ、次の結果に。
「ネット環境の悪さが仕事に支障きたしたことがある人」の割合がもっとも少なかったのは光回線で31.2%。
一方で、WiMAXが67.7%、ポケットWiFiが65.5%と高いことがわかる。
調査概要
- 調査主体:WACARU NET
- 調査方法:クラウドソーシングサイト上のアンケート
- 調査対象:クラウドソーシングサービスに在籍する10代〜60代男女760名に対して実施
- 実施期間:2021年8月23日~2021年8月26日