マイナビは、全国15歳以上の13,263人を対象に、2020年4月~2021年3月までのキャリアと生活の実態や変化を調査した「マイナビ ライフキャリア実態調査(2021年版)」を発表した。
調査結果概要(一部抜粋)
2021年3月の「就業者(※)」は58.4%(20年4月比4.0pt減)、2021年3月の「失業者」「潜在労働力」の合計は12.0%(20年4月比3.0pt増)となった。
2021年3月の就業状態を性別でみると、「男性の就業者」は68.1%で20年4月比2.6pt減に対し、「女性の就業者」は49.4%で20年4月比5.4pt減。女性就業者の減少率は男性就業者の2倍以上だった。
※就業者:正社員/非正規社員/役員/自営業/家族従業者など、当月中に1日でも労働を行った者
2021年3月時点で管理職に就いていた人のうち、男性は81.5%、女性は18.6%で、政府が目指す女性管理職3割の目標には達していない結果となった。
管理職になった年齢を性別でみると、20代までに「係長・主任・職長級」になったのは、男性12.4%に対し、女性は20.2%。30代までに「課長級」になったのは、男性28.3%に対し、女性が33.2%だった。女性の管理職割合はまだ低いが、男性より女性の方が若くして管理職になっていることがわかる。
2021年3月時点の勤務先でのDX対応について聞いたところ、60.7%がDX対応を行っていると回答した。目的別にみると「生産性・業務精度向上」が59.5%でもっとも高かった。
業種別にDX対応の有無をみると、「情報通信業」がもっとも高く83.8%、次いで「金融業・保険業」83.1%、「製造業」71.8%。反対にもっとも低いのは「生活関連サービス業、娯楽業」36.1%だった。
就業・非就業に関わらず、何歳まで働きたいか聞いたところ、「70歳を超えても働きたい」は全体で21.8%。
年代別に70歳以上の就業意向をみると、現在の年齢「70歳以上」で41.4%がもっとも高く、次いで「60代」で29.8%、「40代」で15.8%となった。特に「40代」と「70歳以上」では80歳を超えても働きたい割合が高い傾向(40代:9.5%、70歳以上:11.1%)にある。
調査概要
- 調査期間:2021年4月22日~30日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国15歳以上の男女
- 有効回答数:13,263名