インターメディアプランニング(IPI)とNTTドコモは、IPIが提供する雑談対話サービス「かたらい」を、Slackから利用できるSlackアプリをドコモが開発し、IPIより提供開始した。同アプリは、「かたらい」を契約していれば無料で利用することができる。
一般的に、組織内での雑談はチームに対する安心感や、メンバー間の信頼関係を深めるうえで重要だとされている。一方で、昨今のリモートワークの普及にともない対面での雑談の機会が減少しており、チャットツール上での雑談の活性化が求められている。
同アプリは、Slackにインストールできるアプリとしてチャンネル内での雑談を活性化できるアプリケーション。雑談用チャンネルに同アプリを追加するだけで、利用者の投稿内容に反応して雑談や言葉遊びを披露したり、なぞかけやクイズを自動で投稿することで、メンバーの投稿を促進し、相互コミュニケーションの活性化が期待できるという。また、「かたらい」には、どんな話題にも応答できるよう4,000万以上のシナリオがあらかじめ用意されているので、利用者が雑談用シナリオをセットアップする必要がなく、すぐに利用することができる。
同アプリをトライアルで利用した人にアンケートを実施したところ、「メッセージを送信したくなった」「業務の息抜きになった」などの項目で高い評価が得られた。このことから、同アプリを利用することでメンバーが雑談チャンネルへリフレッシュも兼ねて気軽に書き込めるようになり、組織内のコミュニケーション活性化が期待できる。
今後は、同アプリ利用者の反応や利用状況などの検証を行い、さらなる機能追加を検討していく。また、Slack以外のチャットツールへも展開していく予定とのこと。
同アプリの主な機能は次のとおり。
投稿内容の返答
チャンネルへ投稿されたメッセージの内容に応じて、自然な返答を投稿。
投稿内容に含まれるキーワードを拾った言葉遊び
投稿内容に含まれるキーワードをときどき拾って、言葉遊びを投稿。
なぞかけやクイズの自動投稿
チャンネルを盛り上げるために、なぞかけやクイズなどのコンテンツを自動で投稿。
Slackでの利用手順
通常のSlackアプリと同様の手順でインストール可能。
- Appディレクトリの検索ボックスに「かたらい」と入力し検索
- アプリのアクセス権限を確認し、ワークスペースにアプリをインストール
- 利用したいチャンネルにアプリを追加
- スラッシュコマンドからAPIキーを登録