未来の見込み客を減らしてしまう従来の営業手法
- 買う気のないお客様に何度もアタックする
- 数打ちゃ当たるの作戦で1日中テレアポをする
- お客様がOKしてくれるまで粘る
- ゴリ押しして頼み込む
私自身もこういった“ドブ板営業”を散々してきた。まあ、結果は散々だったが……。ひと昔前ならこういった営業方法でも多少は結果が出たかもしれない。しかし、情報化社会の今こんな方法が通用するはずもない。伝説の凄腕営業スタッフだとしても苦戦するだろう。
しかし、いまだに1日中テレアポをしたり、売り込みメールを無作為に送ったりしている会社も少なくない。非効率だし、やらされている営業スタッフは精神的にもきつい。
たとえばテレアポに関してはデメリットしかない。仮に100件電話して1件のアポイントが獲得できたとする。実際はもっと確率も低いだろう。それ以外の99人のお客様はどう思うだろうか? 多くのお客様は「本当に迷惑な営業だなぁ、この会社だけには絶対に声をかけない」 と思う。これだけならまだマシだ。
今は誰でも発信ができる時代。SNSや口コミ投稿サイトに「〇〇社は迷惑電話をかけてくる。頼まないほうが良い」と書き込みをされる。悪い口コミが検索でヒットするようになれば、未来の見込み客がどんどん減っていく。これでは活動を続ければ続けるほど営業スタッフもその会社も先細りになる。
ではどうやって見込み客を集めれば良いのか? ウェブ広告を出してお客様からの問い合わせを待つ方法もある。しかしコストがかかる施策でもあり、キャッチコピーやライティングもしっかり学ばないと結果は出ない。広告に頼るだけではなく、長期的に取り組んでみてほしいことがある。それは見込み客に対して“役立つ情報を発信する”ということ。