ヤフーとLINEのグループ会社であり、同社の暗号資産・ブロックチェーン関連事業を展開するLVCは、二次流通市場拡大に向けてNFT事業領域での連携を決定した。LINEが独自に開発したブロックチェーン「LINE Blockchain」を基盤としたNFTアイテムがネットオークションサービス「ヤフオク!」上で今冬より取引可能になる。
NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)は、ブロックチェーン上で発行された唯一無二で代替不可能なデジタルトークンで、デジタルアイテムやコンテンツの固有性や保有していることを証明できる仕組み。これまでNFTアイテムの取引には専用のプラットフォーム上での手続きが必要であるなど、参加ハードルの高さが課題であった。
このたびの両者の連携により、ユーザーは「LINE BITMAX Wallet」で管理する「LINE Blockchain」基盤で発行されたNFTアイテムを「ヤフオク!」でかんたんに出品・落札できるようになるほか、市場価値に応じて価格が上がるオークションの仕組みを活用し、NFTアイテムを気軽に売買できるNFTマーケットプレイスの提供が予定されている。さまざまなパートナーとともにコンテンツ流通を活性化させ、NFT領域における二次流通市場の拡大への貢献を目指す、と語った。