アクセンチュアは、女性社員の活躍を推進している企業を認定する「日経WOMAN」の「女性が活躍する会社BEST100」の総合ランキングで初の1位を獲得した。
「女性が活躍する会社BEST100」は、「日経WOMAN」と日本経済新聞社グループの「日経ウーマノミクス・プロジェクト」が実施した「企業の女性活用度調査」の結果をもとに算出された総合ランキング。今年で19回目を迎える同調査は、「働きがい」と「働きやすさ」の観点から女性社員活用の実態を評価したもの。「管理職登用度」「女性活躍推進度」「ワークライフバランス度」「ダイバーシティ推進度」の4項目が測定・数値化され順位づけが行われた。アクセンチュアは、女性管理職の登用などの女性活躍推進施策の成果が評価され、今回の総合ランキング1位に加えて、部門別ランキング「管理職登用度」部門でも2位に選出された。
同社では、2006年に女性社員のキャリア形成を支援する「Gender Diversity Committee」を発足させ、経営・人事・現場が一体となって女性の採用強化や継続意欲の維持・向上、女性リーダーの継続的な輩出を目指した取り組みを推進していた。取り組みの一環としては、新入社員から部長相当役職までの階層別に女性向け研修を実施するほか、管理職を目指す女性社員の成長機会を現役役員が支援する「スポンサーシップ制度」などを整備。出産や育児などに関心の高い社員同士をつなぐ社内コミュニティの活性化も支援していた。
アクセンチュア代表取締役社長 江川昌史氏のコメント
デジタルの本質は人材の多様性がなければ実現不可能です。だからこそ組織風土改革を日本市場に先立って断行し、社員1人ひとりの才能がいかんなく発揮できるようさまざまな施策を続けてきました。結果として女性がどこよりも活躍する企業として選んでいただいたことは、いわば必然の結果だと考えています。
アクセンチュア常務執行役員 インクルージョン&ダイバーシティ統括 堀江章子氏のコメント
アクセンチュアはダイバーシティを経営戦略のひとつととらえ、社員1人ひとりが持つ能力を最大限に発揮できる職場環境づくりを推進しています。お客様の多種多様な課題を解決するためには、多様なバックグラウンドを持つ人材が力を合わせることで、これまでにない優れた力を生み出すことが欠かせません。これまでジェンダー、障がい者、LGBTQ、クロスカルチャーの4領域に注力してきた成果を評価頂き、女性活躍を推進するリーダー企業に選出されたことはたいへん嬉しく、誇りに思います。今後はインクルージョンとダイバーシティの段階を超え、真の平等の実現に向けて、お客様やステークホルダー、社会を巻き込んで取り組みを加速させてまいります。