マルチチャネルフォーム「Ask One」を提供するクリエイティブサーベイは、チームスピリットにAsk Oneが導入されたことを発表した。

導入の背景
チームスピリットは、勤怠・工数管理、経費精算、電子稟議などを統合したクラウドサービス「TeamSpirit」シリーズを提供している。同社はさらなるARR成長を掲げ、マルチプロダクト戦略の一環として新規事業の開発に注力しており、その第1弾として2024年6月にAI議事録ソリューション「Synclog」を正式リリースした。
Synclogをはじめとする新規事業を軸に、既存ユーザーのアップセル/クロスセルを加速することを目指す同社において、展示会や各種イベントは、今後の成長にむけた重要な顧客接点となる。しかし、従来の展示会では、手動での名刺管理や入力、フォローアップに数日かかるほか、担当者によってヒアリング内容に偏りが生じ、のちに顧客フォローを実施する際の情報が不足するという課題があった。
チームスピリットは、これらの展示会オペレーションを改善することによってARR成長の基盤を構築するために、Ask Oneの導入に至った。
期待する効果
ヒアリング項目の最適化による商談化率の向上
分岐設定と質問タイプを活用してヒアリングフォームを作成することで、手書き入力の属人性を排除し、ヒアリングする内容を標準化しながら拡充することが可能になる。展示会で得た情報を正確かつ均一に記録し、必要な情報を収集することで重要な情報の聞き逃しを防ぎ、商談化率の向上に寄与する。
来場者QRコード連携による展示会オペレーションの改善
近年の展示会では、来場者が事前登録時に発行されるQRコードを名刺代わりに活用するケースが増えている。イベントDXサービス「eventos(イベントス)」から発行された来場者QRコードをAsk Oneで作成したフォーム上で読み取ると、QRコード上に登録されている来場者情報をフォームに反映し、各種データベースに連携することが可能になる(※)。
チームスピリットでは、Ask Oneの導入により、会期終了後1営業日かかっていた全リードへのメール配信が、数時間で完了できるようになった。
※主催者が許可した場合に利用できる
フォームと動画を活用したナーチャリング強化
Ask Oneで作成するフォームには、YouTubeなどの動画を埋め込むことが可能。これによって、過去に接点を持った見込み顧客へのナーチャリングにおいて、動画内容と連動した質問をインタラクティブに用意することができ、視聴率、返信率の向上が期待できる。
チームスピリットからのコメント
直近、新規事業として立ち上げたAI議事録ソリューション「Synclog」は、展示会で非常に高い関心を集めておりました。しかし、少人数での立ち上げだったため、展示会でのリード登録やメールでのアプローチに多くのマンパワーが必要となり、大きな課題となっていました。
Ask Oneを導入したことで、リード登録からメール配信までがフォームの活用によりほぼ自動化され、大幅な工数削減を実現しました。また、展示会で実際にヒアリングフォームを入力する営業担当者からも、「手書きより楽で、ポイントを押さえて記録を残しやすい」と好評を得ており、全社でAsk Oneの導入効果を実感しています。
現在は新規事業に限らず、すべての展示会でAsk Oneを活用しています。今後は展示会以外の用途にも活用し、お客様とのあらゆる接点での利用を検討していきたいと考えています。