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一般社員の91.4%、管理職の87.6%が「社長になりたくない」と回答/ビジネスコーチ調査

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 ビジネスコーチは、全国の従業員数500人以上の企業に勤める20歳以上の一般社員(役職なし・主任・係長)500人および管理職以上(課長・部長・本部長・社長)566人(全回答者)を対象に「昇進・昇格」について調査を実施。その結果を発表した。

調査結果

 一般社員に管理職になりたいかたずねたところ、全体の79.6%が「いいえ」と回答した。

 一般社員および管理職に社長になりたいかたずねたところ、一般社員の91.4%、管理職の87.6%が「いいえ」と回答した。

 一般社員の回答を男女別で見ると、「管理職になりたくない」と回答した人は男性で76.7%、女性で83.4%と言う結果になった。

 一般社員の回答を男女別で見ると、「社長になりたくない」と回答した人は、男性で88.0%、女性で95.9%という結果になった。

 一般社員に、将来管理職になるとした場合の不安要素をたずねた。「責任の重さに耐えられるか」「ワーク・ライフ・バランスを保てるか」(同率23.8%)がもっとも多く、「リーダーシップを発揮できるか」(23.0%)、「心身の健康を保てるか」(22.8%)と続いた。

 管理職に、将来社長になるとした場合の不安要素をたずねた。「責任の重さに耐えられるか」(28.8%)がもっとも多く、「能力が不足していないか」(22.4%)、「成果を出せるか」(21.8%)、「リーダーシップを発揮できるか」(21.2%)と続いた。とくに従業員規模5,000人以上の場合、「責任の重さに耐えられるか」を選択する割合が大きくなり、大多数の社員の生活保障や社会に対する責任といった企業規模が大きいことによる不安が想定される。

 将来管理職になるとした場合の不安要素について、男女別で比較した。男性では「リーダーシップを発揮できるか」(23.0%)がもっとも多く、女性では「ワーク・ライフ・バランスを保てるか」(27.6%)がもっとも多くなった。

 社長になるとした場合の不安要素について男女別で比較した。男性と比べて、女性は「成果を出せるか」(男性18.5%、女性30.8%)、「経験が不足していないか」(男性10.9%、女性21.8%)、「ワーク・ライフ・バランスを保てるか」(男性13.9%、女性21.1%)と回答する割合が高くなった。

 一般社員に対して、課長職に就くとした場合の希望年収をたずねた。平均は「992万円」となり、「1,000万円~1,500万円未満」(36.0%)と答えた割合がもっとも多くなった。

 一般社員および課長職に対して、部長職に就くとした場合の希望年収をたずねた。平均は「1,510万円」となり、「1,500万円~2,000万円未満」(23.1%)と答えた割合がもっとも多くなった。

 一般社員および管理職に対して、社長職に就くとした場合の希望年収をたずねた。平均は「4,200万円」となり、56.9%が「3,000万円以上」と回答した。

 管理職に向いているのはどのような人だと思うかたずねた。管理職が思う「管理職に向いている人」は、1位が「決断力がある」(53.6%)、2位が「責任感がある」(46.2%)、3位が「全体最適で行動できる」(31.8%)。一方、社長が思う「管理職に向いている人」は、1位が「責任感がある」(51.5%)、2位が「対話力がある」(34.8%)、3位が「決断力がある」(33.3%)という結果になった。

 社長に向いているのはどのような人だと思うかたずねた。管理職が思う「社長に向いている人」は、1位が「決断力がある」(62.4%)、2位が「先見性がある」(48.0%)、3位が「責任感がある」(32.6%)。一方、社長が思う「社長に向いている人」は、1位は「決断力がある」(53.0%)、2位は「責任感がある」(30.3%)、3位は「全体最適で行動できる」(28.8%)という結果になった。

調査概要

  • 調査タイトル:昇進・昇格に関する社員意識調査2023
  • 調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする従業員数500人以上の企業に勤める20歳以上の一般社員(役職なし・主任・係長)500名および管理職以上(課長・部長・本部長・社長)566名(全回答者)
  • 調査地域:全国
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2023年5月29日~6月4日の7日間
  • 有効回答数:1066サンプル
  • 実施機関:ネットエイジア

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