オンラインコミュニケーション協会は、従業員数100名以上の会社に勤めており、仕事でチャットを使用しているハイパフォーマー111名を対象に「ハイパフォーマーのテキストコミュニケーションに関する調査」を実施。その結果を発表した。
- 調査概要:ハイパフォーマーのテキストコミュニケーションに関する調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2022年10月25日~同年10月26日
- 有効回答:従業員数100名以上の会社に勤めており、仕事でチャットを使用しているハイパフォーマー111名(男性52名、女性59名)
調査結果
チャットやメールなど仕事上のテキストコミュニケーションにおいて、絵文字/顔文字を使うことがあるかたずねた。その結果、27.0%が「かなりある」、51.4%が「ややある」と回答した。
Q1で「かなりある」「ややある」と答えた回答者に、仕事で絵文字/顔文字を使う理由をたずねた。「感情や微妙なニュアンスが伝わりやすくなるから」(52.9%)がもっとも多く、「絵文字/顔文字などがないと怖い/怒っているような印象になるから」(51.7%)、「文字を打つ時間が減り、生産性が向上するから」(48.3%)と続いた。
Q1で「かなりある」「ややある」と答えた回答者に、仕事で使っている絵文字/顔文字の種類をたずねた。「笑顔の絵文字/顔文字」(64.4%)がもっとも多く、「ジェスチャーの絵文字/顔文字」(54.0%)、「土下座の絵文字/顔文字」(51.7%)と続いた。
Q1で「かなりある」「ややある」と答えた回答者に、仕事で絵文字/顔文字を使うシーンをたずねた。「部下とのビジネスコミュニケーション」(71.3%)がもっとも多く、「同僚とのビジネスコミュニケーション」(65.5%)、「上司とのビジネスコミュニケーション」(39.1%)と続いた。
Q1で「かなりある」「ややある」と答えた回答者に、仕事で絵文字/顔文字を使いにくいと感じる相手をたずねた。「上司」(56.3%)がもっとも多く、「部下」(48.3%)、「取引先」(39.1%)と続いた。
今後、チャットやメールなどの「テキスト上でのコミュニケーション力」は、ビジネスの成果・効率を上げるために今以上に重要になると思うかたずねた。その結果、30.6%が「非常にそう思う」、59.5%が「ややそう思う」と回答した。
チャットやメールなどのテキスト上でのコミュニケーションにおいて工夫していることをたずねた。「納期や期限を書くようにしている」(44.1%)がもっとも多く、「結論から述べるようにしている」(43.2%)、「定型文的挨拶は書かず、本題から入るようにしている」(39.6%)が続いた。
仕事のコミュニケーションにおいて、対話とテキストコミュニケーションのうち、どちらがより難しいと感じるかたずねた。その結果、30.6%が「対話の方が難しい」、57.7%が「テキストコミュニケーションの方が難しい」と回答した。
Q8で「テキストコミュニケーションの方が難しい」と答えた回答者に、テキストコミュニケーションのほうが難しいと感じる理由をたずねた。「相手の状況が見えず、いつ連絡するか悩むから」(56.2%)がもっとも多く、「微妙な感情やニュアンスが伝わりにくいから」(48.4%)、「端的に伝えるのが難しいから」(46.9%)と続いた。
テキストコミュニケーションのほうが難しいと感じる理由
(Q9で「わからない/答えられない」以外を答えた回答者・自由回答・一部抜粋)
- 読み手によって捉え方が変わるから(41歳)
- 相手の反応がわからないまま、コミュニケーションしなければならないから(54歳)
- 感情が伝わらない。キツく指摘しているように取られないか心配(56歳)
- 直接話したほうがわかりやすくニュアンスも伝わりやすい(39歳)
- 簡潔に表現できない(58歳)
- 記録に残るから間違えられない(47歳)
- 表現が誤解を招くことがあり、言いたいことが伝わらないことがある(58歳)