セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は本日、従業員の成功を支援し、ライフワークバランスを実現する福利厚生制度として、日本において法定の育児休業制度の内容を大幅に上回る「グローバル育児休暇制度」を導入することを発表した。
2021年6月に育児・介護休業法が改正され、今年10月1日からは出生時育児休業制度が施行されたが、今回同社が発表した「グローバル育児休暇制度」は、給付金の上限がある法定の育児休業制度に代わってSalesforceの従業員が取得できる独自の福利厚生制度。業期間中、基本給の100%、またはOTE(On-Target Earnings:目標達成率100%の場合の年収)の80%のいずれか高いほうを支給し、収入の補償を保証するものである。また、主たる育児者を支える従業員は、出生時育児休業で保証されている4週間(出生後8週間以内に取得可能)の期間を超える、12週間の休暇の取得が可能。従業員のニーズや状況に応じて本制度を取得したあとに、追加で法定の育児休業を取得することもできる。
「グローバル育児休暇制度」の具体的な内容
取得可能時期
- 主たる育児者である従業員で、出産する場合は産前産後休業終了後、出産しない場合は子の誕生後
- 主たる育児者を支える従業員は、子の誕生後、1年以内
取得可能期間
- 主たる育児者である従業員は26週間の取得が可能
- 主たる育児者を支える従業員は、出生時育児休業で保証されている4週間(出生後8週間以内に取得可能)の期間を超える、最大12週間の取得が可能(出生後1年以内に最低2週間単位)
報酬
- グローバル育児休暇制度を利用する場合、法定制度で支給が保証されている育児休業給付金(最初の6ヵ月 は給与の約67%)を超える、基本給の100%、または、OTE(On-Target Earnings:目標達成率100%の場合の年収)の80%のいずれか高い方を支給
Salesforceでは「平等」をコアバリューのひとつとして掲げている。そのうえで、 人生のさまざまなライフステージにおいて従業員が安心して仕事と生活を両立できるよう、子どもを育てる従業員が自らの決断で育児休暇や育児休業を取得し、職場に復帰できる環境づくりに取り組んでいる。