Stockは、テレワークの経験があるビジネスパーソン500人を対象に「テレワークのデメリットに関する意識調査」を実施。その結果を発表した。
調査概要
- 調査期間:2022年5月1日~11日
- 調査機関:自社調査
- 調査対象:国内在住で、テレワークの経験がある20~50代の男女
- 有効回答数:500
- 調査方法:インターネット調査
調査結果
20代では48.6%、50代以上で30.5%が、テレワーク中に「つい仕事の手を抜いてしまう」と回答した。
ビジネスパーソンから寄せられた声
- テレワークだと業務効率が下がったと感じる。自宅にいるとやる気が出ず、なかなか仕事に集中できなかった。(20代女性)
- ゴロゴロしながら仕事ができる点は楽だが、サボりによる生産性の低下は気になるところ。(40代男性)
- 自分自身でタスクやスケジュール管理ができるメンバーであれば、テレワークでも品質を落とさず仕事ができると思うが、新入社員や若手メンバーはまだそういった自己管理が難しいため、誤った判断により仕事の品質が下がる場合があると思われる。(30代男性)
- テレワークを隠れみのにして、仕事をしない人が増えてしまっていることが気になる。(40代女性)
20代で45.8%、30代で68.9%が、テレワークで「正確な意思疎通がしづらくなった」と回答した。
テレワークについて、必要な社内データにアクセスできない・機器がそろっていない等の不便を感じるかどうかたずねた。その結果、「非常にそう思う」(14.4%)、「そう思う」(38.4%)の計52.8%が、不便を感じていると回答した。
テレワークについて、テレビ会議など打ち合わせの準備が面倒だと感じるかどうかたずねた。その結果、「非常にそう思う」(10.8%)、「そう思う」(34.8%)の計45.6%が面倒に感じていると回答した。
ビジネスパーソンから寄せられた声
- 会議中、聞き取りづらい場面があって不便。コロナ禍が収まった後は、テレビ会議の通信の品質が向上しない限り、テレワークの実施は少なくなりそう。(20代男性)
- 打ち合わせはネット越しではなく、表情を見ながら直接対話できた方がやはりスムーズだと感じた。(50代女性)
- 年配の先輩方がまったくリモートワークの実施方法を理解できないために、コロナ禍にもかかわらず、私が出社して彼らに説明するという余計な仕事が発生したことがあった。テレワークの導入当初は、本当に大変だった。(40代女性)
テレワークにおける進捗確認について、20代で29.9%、30代で46.6%、40代で46.9%、50代以上で49.2%が、進捗確認がしづらくなったと回答した。
テレワークにおける社内メンバーの結束について、20代で32.7%、30代で34.9%、40代で39.9%、50代以上で37.3%が、社内メンバーの結束が低下すると回答した。
テレワークにおける指導と成長について、20代で36.5%、30代で28.7%、40代で32%、50代以上で25.4%が、指導を受けづらく、成長しづらくなったと回答した。