マツリカは、企業として100万円以上の購買経験・導入検討をしたことのあるビジネスパーソン469名を対象に「日本企業の購買実態調査」を実施。「Japan Sales Report 2022 Buying Study」としてその結果を発表した。
調査概要
調査企画:マツリカ
調査機関:クロス・マーケティング
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
対象:従業員100名以上の企業において、直近2年以内にソフトウェア製品(総額または年間価格が100万円以上)の購買・導入経験がある会社員
調査期間:2022年5月27日~2022年5月30日
調査結果
企業における購買活動の経験について、「購買検討の経験がある」のは56.4%、「購買実行の経験がある」のは35.5%、「決裁者としての購買経験がある」のは15.7%、「自身のみで決済可能」なのは1.5%であった。
購買プロセスにおける営業との接触タイミングについて、購買者は、平均して購買プロセスの約3分の1が経過してから営業と接触。海外調査結果(57%と言われている)と比較し早い傾向にあった。
購買活動の期間について、全体では「1ヵ月以上3ヵ月未満」が最多(購買実行群が26.6%、購買中止群が25.1%)。1億円以上の購買では、47%が1年以上の検討期間を要した。
購買活動における社内関与者数について、選定メンバーでは64%が4~10人、承認者は79%が2~10人となった。
商材の導入部門について、ソフトウェア導入の検討は「管理部門」(37%)、「製造関連部門」(27%)、「営業関連部門」(24%)の順に多く実施されていた。また、営業関連部門へのIT投資では、企業規模が大きい順(「3,000名以上」26.0%、「500名以上3,000名未満」24.7%、「100名以上500名未満」20.1%)、購買金額が高い順(「1億円以上」28.8%、「1,000万円以上1億円未満」25.2%、「100万円以上1,000万円未満」22.0%)に実施されていた。
購買の情報収集チャネルは「インターネット検索」(60.1%)が最多。決裁権の有無によって情報収集スタイルに差異が見られた。また、購買金額が大きくなるにつれ、インターネット検索の割合が減少(「100万円以上1,000万円未満」62.7%、「1,000万円以上1億円未満」60.7%、「1億円以上」48.5%)する傾向にあった。