学情が、20代の転職希望者を対象に「コロナ禍の転職活動意向」に関する調査を実施した。
20代転職希望者 「コロナ禍の転職活動で不安がある」は84.6%
コロナ禍の転職活動の所感を問うと、「不安がある」の回答は59.1%、「どちらかと言えば不安がある」の回答は25.5%と、合計84.6%が「コロナ禍の転職活動に不安を感じている」旨を回答した。「コロナ禍で転職希望者が増え、ひとつの求人あたりの倍率が上がっていると思う。以前より倍率が上がっている状態で、転職を成功させられるか不安」「経済状況が不安定なので、採用のハードルが上がっているのではないかと感じる」などの声が寄せられ、「不安はない」「どちらかと言えば不安はない」の回答は7.4%であった。
企業に応募する基準 「慎重になった」が「妥協するようになった」を上回る
コロナ禍の影響で応募する企業を選ぶ際の基準が変化したかを問う設問では、「変わらない」の回答が41.5%と最多であった。「今までより慎重になった」「どちらかと言えば今までより慎重になった」の回答は39.8%で、18.7%であった「今までより妥協するようになった」「どちらかと言えば今までより妥協するようになった」の回答を21.1ポイント上回った。
希望する選考スタイルは「直接訪問希望」が「ウェブ面接希望」を上回る
希望する選考スタイルは、「ウェブ面接と直接訪問の組み合わせ」が37.3%と最多。次いで、「直接企業に訪問」が34.3%、「ウェブ面接」が28.5%と続いた。20代転職希望者からは、「直接訪問したほうが、企業の雰囲気をより理解できると思う」「ウェブ面接だけだと、働くイメージが掴みにくい」「マスクを外してお互いの表情を見ながら会話ができるウェブ面接と、より深いコミュニケーションが可能な直接訪問の両方の機会があると嬉しい」などの声が挙がった。
調査概要
- 調査期間:2020年12月23日~2021年1月7日
- 有効回答数:565名