スターティアホールディングスは、連結子会社のスターティアレイズにおいて、国内企業の「RPAの導入」に関するアンケート調査を実施した。
調査概要
- 期間:2023年12月1日~12月15日
- 方法:インターネットリサーチ
- 対象:国内企業に勤める13,206名、RPAを利用していると答えた一般企業勤務者481名
- 内容:【2023年度版】RPAツールの導入・活用に関するアンケート調査(スターティアレイズ調べ)
- 調査背景:DX化や働き方改革が推進されていく中で、業務自動化や業務効率化として注目されているRPAの導入の現状および課題を把握するために、国内企業に勤めている人を対象にアンケートを実施した
(1)国内企業のRPA導入状況
(1)-1 国内企業全体の結果
国内企業のRPA導入率は14.16%、「導入はしていないが検討している」5.51%という結果となった。約2割の国内企業がRPAの導入・活用を前向きに行っていることがわかった。
(1)-2 企業規模ごとの結果
中小企業の中でのRPA導入率は7.44%、大企業のなかでの導入率は24.78%という結果となった。大企業に比べて中小企業でのRPA導入が進んでいないことがわかった。
(2)RPAツールを導入する前の課題
RPAツールを導入する前の課題は、1位「手作業による業務が多い(入力・転記・登録など)」228票、2位「手作業によるミスが多い」186票、3位「DX・働き方改革の一貫」165票という結果となった。手作業で起こる課題解決のためにRPAを導入している企業が多いことがわかった。
(3)RPAツールを導入する際に重視したこと
RPAツールを導入する際に重視したことは、1位「有料だが低価格・予算内だった」130票、2位「複数人で利用できる」122票、3位「費用対効果」94票という結果となった。コストパフォーマンスの高さを気にしている企業が多いことがわかった。
(4)RPA導入後の課題やトラブル
RPA導入後の課題やトラブルは、1位「ロボを作成できる人が限られている」157票、2位「費用対効果が測れない」110票、3位「RPAが社内で横展開できない」106票、4位「エラーで止まっても対応できない」78票という結果となった。ロボを使いこなせていなかったり、活用の幅を拡大できていなかったり、RPAを活用できる人を増やして行けなかったりすることを課題・トラブルに感じている人が多いことがわかった。
(5)RPAの満足度
RPAの満足度は、「大変満足/満足」は57.38%、「不満/とても不満」は2.91%という結果となった。