やはり第一印象が肝心
営業パーソンの方はよく耳にするであろう「メラビアンの法則」では、コミュニケーションにおいて言語、聴覚、視覚それぞれから受けとる情報は、視覚が55%、聴覚が38%、言語が7%で、それらの印象が一致していることが重要だとされています。第一印象を良くするための施策はあらゆるところで語られているため、今回はあえて反面教師となるような、私がオンライン営業・商談を受けた際にあまり印象が良くなかった行動を共有します。
印象が良くない気をつけるべき行動
- 画面共有時に他社情報が見えている
- ビデオ通話の背景がプライベート感満載
- 言葉のチョイスに不信感がある
- ネット環境が適当
オンライン商談ではサービス説明などのために資料を画面で共有することがよくあります。その際、デスクトップや資料共有したブラウザの別タブでほかの顧客名が表示されているケースがしばしばありました。
これでは営業や商談の内容がどれだけ素晴らしくても、契約したり自社の情報を渡したりすることに抵抗が出るため意思決定時の障壁となりかねません。
また、最近のビデオ会議ツールではバーチャル背景が設定できるものが増えてきましたが、うまく設定できない・反映できないこともあります。そういった際には大抵背景をぼかす、または壁しか映らない場所に移動しますが、まれにどうしようもなかったのか散らかった部屋が映し出されることがあり、「さすがにこれは……」と思ってしまいました。
次は言語の印象ですが、言葉のチョイスによって不信感が生まれてしまうことにも要注意です。ときどきあるのですが、自社をアピールするために他社の悪口を言う、また自分の自慢話が多い場合、誠実さを感じられず敬遠しがちです。
最後に重要なのがネット環境です。オンライン商談ならではのトラブルですが、商談中にネットワーク状況が悪くなり、最悪接続が切れてしまうことがあります。万が一に備えて事前にテザリングを用意しておく、また電話商談や別ツールに切り替えられるように事前準備しておけば、トラブルが起きても好印象を与えられる可能性は高いです。