ネクストスケープとNTTコミュニケーションズは、ヘッドマウント型のMRデバイス「Microsoft HoloLens」と、対話型自然言語解析AIエンジン「Communication Engine “COTOHA Virtual Assistant"を連携させたMR(Mixed Reality)ソリューションの提供を開始した。
MRは、仮想空間のみを表示するVR(Virtual Reality)と異なり、現実空間にホログラフィックの仮想的な物体などを重ね合わせて表示し、それらを実在するかのようにさまざまな角度から見たり、操作したりすることを可能にする技術。近年、建築や不動産、医療など幅広い業界におけるMRの導入が進んでいる。
「Microsoft HoloLens」を装着した作業者は、「COTOHA VA」に語りかけることで、作業に必要な情報をAIから聞き出すことができる。AIの発話内容や補足情報を「Microsoft HoloLens」上のディスプレイに表示することが可能。「COTOHA VA」はさまざまな業務システムとの接続が可能なため、メールやスケジュールの情報を参照することもできる。
音声による指示、対話が可能なため、作業者はハンズフリーで業務に集中することができ、作業効率の大幅な改善や、キーボードが使えない環境でのICTリソースの活用が可能になるとのこと。