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2025年7月24日(木)13:00~18:20

SalesZine ニュース

ブレーンバディ、シリーズBの資金調達を実施 調達額は累計8億円超に

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 ブレーンバディは、既存の営業支援事業の強化、地方拠点の新設、自社プロダクトの開発を目的に、5社を引受先とした第三者割当増資を完了した。これにより、同社の累計調達額は8億円超となった。

調達後の用途

 ブレーンバディは今回の資金調達で、次の3点を重点投資領域として位置づけている。

1.営業支援事業の強化

 既存の営業支援事業において、より高い成果を創出するための組織体制の強化、リーダー人材の採用、ならびに支援先企業のフェーズに応じた柔軟な支援モデルの拡充を進める。

2.地方拠点の開設

 2025年度中に地方拠点の開設を予定している。関西・東海圏をはじめとした取引先の増加に伴い、地域密着型の支援体制を構築する。また、雇用創出を通じて地方経済の活性化にも貢献する。

3.自社プロダクトの開発

 人材支援のみにとどまらず、人とプロダクトの両輪による生産性向上支援を図るべく、同社のエンジニアチームにおいて、営業支援領域における自社プロダクトを開発中。2025年秋のリリースを予定しており、営業現場の判断・行動を支える実践的なツールとして設計を進めている。

ブレーンバディ 代表取締役社長 大矢剛大氏のコメント

 挑戦したい意志があっても「人が足りない」という理由で動き出せない。そんな場面を、我々は何度も目にしてきました。残念ながら、労働人口は、これから急激に増えることはありません。だからこそ、今いる人の可能性を引き出し、生産性を最大限に高め、挑戦できる状態をつくることが重要だと思っています。私たちは、営業支援の現場からその課題に向き合い、人とテクノロジーの力で突破口をつくっていきます。今回の調達を通じて、より多くの企業の「挑戦したい」を現実に変える一歩を、共に踏み出していきたいと考えています。

投資家のコメント

ユナイテッド 代表取締役社長 兼 執行役員 早川与規氏

 営業人材の慢性的な不足という社会課題に対し、ブレーンバディ社はプロジェクトリーダーによる戦略的な伴走支援と教育やテクノロジーを掛け合わせた独自の営業支援モデルで、顧客企業の営業組織の立ち上げと成果創出を支援しています。成果にコミットするカルチャーと、実行力のある経営陣のもと、既に多様な企業から高い評価を得ており、今後は自社プロダクトの開発や地方展開を通じて、さらなる事業成長が期待されます。ユナイテッドは、ブレーンバディ社の事業への想いと成長可能性に強く共感し、今回の出資を決定しました。

Spiral Innovation Partners(ゆうちょ Spiral Regional Innovation Fundを運営) シニアアソシエイト 高尾亮氏

 あらゆる領域において労働力不足が叫ばれ、セールスにおいても当該課題は年々顕在化・深刻化していると感じております。一方で、安易に外部リソースを当て込んでもワークしないのがセールスの難しさである中、ブレーンバディは顧客課題と上流から膝を詰めて向き合い、セールス特化のBPOを通じて顧客企業の事業成長に貢献しております。

 生成AI等の技術革新により外形的な提供機能の差分が分かりづらくなりつつある時代において、高い熱量を持ち、泥臭さを全く厭わず、成果に対する高いコミットメントを打ち出す、経営陣ならびに社員皆様で醸成されている企業文化も高く評価させていただき今回の出資に至りました。

 今後、先進的な技術も取り入れ、提供価値の幅を広げていくことによる同社のさらなる加速的な成長も期待しております。地方を含む日本全国の活性化への同社事業の寄与を確信しており、弊社としても多面的かつ全力で支援して参ります。

SMBCベンチャーキャピタル 投資営業第一部 次長 大和田佳嗣氏

 国内23.7兆円とも言われる巨大マーケットの営業領域において、ノンコア業務はAIエージェントが担い、コア業務は「人」が担う世界線が到来しつつあります。ブレーンバディ社は自社の営業組織内において、コア業務とノンコア業務を分別したのち、ノンコア業務をプロダクト化し、ゆくゆくはAIエージェント化を目指すアプローチを取っており、ブレーンバディ社が創業来蓄積して来た営業ノウハウ・知見をうまく融合出来れば、十分な競争優位性になると思料しております。ブレーンバディ社の組織化された営業体制、カルチャーを浸透させる教育制度を武器に、大矢社長を中心とした営業を科学し得る同社であれば、この大海原を泳ぎ切ることが出来ると期待しています。引き続き、SMBCグループのリソースを活用し、支援して参ります。

静岡キャピタル 営業部 シニアディレクター 山内栄二氏

 大矢代表を筆頭に熱量の高いブレーンバディの皆様及び魅力的な投資家の皆様とご一緒できることを大変嬉しく思っております。

 ブレーンバディ様が解決を目指す「営業組織の人手不足」は日本全国、静岡県内の企業様にとっても喫緊の課題であり、地域金融機関として対処しなければならない課題と認識しております。 今回の出資を通じて静岡県内での事業展開をご支援させていただくとともに、クライアント企業様や働く方々にとってより魅力的な地域となれるよう取り組んでまいります。

OKBキャピタル ベンチャー投資チーム ディレクター 古川諒太氏

 労働人口問題という社会課題の解決には、労働生産性の向上は必須です。また、日々変化する環境に対応するため、各企業は新たな事業領域への挑戦が必要で、労働生産性向上の課題は複合化していると感じます。そんな中、「一人でも多く、パフォーマンスを発揮できる機会を提供する」というブレーンバディ社のミッションは、とても共感ができるものです。 これまで、顧客の満足度を得ながら上場企業やスタートアップへの営業支援実績を順調に積み上げてきたブレーンバディ社を心強く感じますし、次の事業ステップである「地域拠点の開設」のタイミングで応援団の一員になれたことは、地方銀行系VCとして大変嬉しく思います。 地方でも「新規事業を推進する企業」は増え続けています。OKBキャピタルは、新たな領域に挑戦する地域企業とブレーンバディ社のソリューションとの掛け合わせを通じた、地域経済の活性化にチャレンジしてまいります。

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