ログラスは、クラウド経営管理システム「Loglass」について、生成AIが多角的なドリルダウン分析を自動化し、予実差の根本原因の特定をサポートする「AI予実分析レポート」の提供を開始した。
新機能「AI予実分析レポート」の概要
今回の新機能では、各企業で毎月月初に実施している重要業務「予実分析」を、生成AIにより自動化する。具体的には、ユーザーが分析条件を指定するだけで、生成AIが部門別・科目別の多角的なドリルダウン分析を実行し、予実差の根本原因の特定をサポートする。
これにより、分析担当者は煩雑な分析作業を効率化し、各事業部との戦略議論・改善施策の立案に注力できるようになる。その結果、経営会議で的確な打ち手を意思決定し、素早い改善アクションにつなげることできるようになる。
また直感的な操作感により、データ分析の経験が浅いユーザーも自ら予実分析を実行でき、データ活用の民主化に貢献する。
機能特徴
1.クリック操作のみで、生成AIが「数表/グラフ/コメント」を自動生成し、予実差を可視化
ユーザーが、「部署・科目・対象月・予実差の掘り下げ条件」をクリック指定するだけで、単月/累計の予実分析を生成AIが実行。「数表/グラフ/コメント」の3点を自動生成し、予実差のある箇所/差分値(差額・差率)を可視化する。分析コメントでは、検出された予実差が対象月に限った事象なのか、継続的なトレンドなのかを、過去の実績データを踏まえて補足説明する。さらに、予実差の掘り下げ分析を生成AIが先回りして実行することで、ユーザーに深掘りすべきポイントを示唆する。
2.生成AIによる多角的なドリルダウン分析で、予実差の根本原因の特定をサポート
全体傾向を把握したのち、ユーザーが掘り下げたい分析軸をクリック指定すると、生成AIがドリルダウン分析を実行し、新たな「数表/グラフ/コメント」を自動生成する。ユーザーは、分析結果を参考にしながら、部署・科目の分析軸をタブで順次追加し、多角的なドリルダウン分析を繰り返すことで、予実差の根本原因の特定につながる。なお、分析のたびに、数表/グラフ/コメントの3点が自動生成される。
本機能のユースケース
(例)7月の全社営業利益の予実分析