Sansanが提供するキャリアプロフィール「Eight」は、2022年に転職をした20代から50代のビジネスパーソン1,000人を対象に「転職とリスキリングに関する調査」を実施した。
調査概要
- 調査名:転職とリスキリングに関する調査
- 調査方法:オンライン上でのアンケート調査
- 調査地域:全国
- 調査対象:2022年に転職をした20~50代のビジネスパーソン1,000名(各世代250名)
- 調査期間:2023年1月11日~1月12日
- 調査企画:Sansan株式会社
※本調査結果において、比率は小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計した数字が100%にならない場合がある。
調査結果
転職先で就業するにあたり、リスキリング(スキルの学び直し)をする必要があったかを聞いたところ、「ある」が31.1%、「どちらかというとある」が42.6%となり、合計で7割以上(73.7%)が転職時にリスキリングの必要があったと回答した。
リスキリングが必要と答えた回答者に対し、実際に新しいスキルを身に付けたかを聞くと、「身に付けた」が45.3%、「身に付けるために学習している」が46.1%となり、合計で9割を超える回答者(91.4%)がスキルの習得に取り組んでいる結果となった。
新しいスキルを「身に付けた/身に付けるために学習している」と回答した人にどのような方法でリスキリングを行ったのかを聞いたところ、「オンライン学習コンテンツ」がもっとも多く6割以上(61.9%)となった。次いで、「実務を通して学んだ(44.5%)」「セミナーや講座で学んだ(42.7%)」が続いた。
今後仕事をするうえで生き残っていくために必要だと思うスキルを聞いたところ、「コミュニケーション能力(48.6%)」「語学(37.0%)」「人材・組織マネジメント(30.3%)」がトップ3となった。次いで「デジタルリテラシー(29.0%)」「プロジェクトマネジメント(26.4%)」が続いた。
今後転職をすると思うかと聞いたところ、「しないと思う」と回答したのは1割(11.5%)となった。
今の転職先でどの程度の期間働くことを想定しているかたずねた。その結果、「3年未満(43.7%)」「3年以上、5年未満(21.3%)」を合計すると65.0%となり、およそ3人に2人が5年未満を目安としていることがわかった。とくに20代、30代ではいずれも7割以上が5年未満を想定している結果となった。
累計何回まで転職をしても良いと考えているかを聞いたところ、「3回以内(62.8%)」「4回以上、5回以内(18.0%)」を合わせると8割(80.8%)に上った。大多数のビジネスパーソンが、転職は5回程度までを想定していることがうかがえる。
2022年に転職した要因としてコロナ禍が関係していたかを聞いたところ、「関係していた(26.3%)」「どちらかというと関係していた(36.1%)」を合わせて62.4%となり、引き続きコロナ禍による影響が見受けられた。
転職のきっかけについて聞いたところ、「当時の会社・仕事に不安があった(43.1%)」がもっとも多かった。一方、「新しいことに挑戦したかった(40.0%)」や「スキルアップが必要だと感じた(29.4%)」など、自らのキャリア形成に積極的な姿勢が読み取れる選択肢も上位に挙がった。
転職時に利用したサービスを聞いたところ、「転職サイトの求人(49.9%)」「転職エージェント(46.9%)」「ダイレクトリクルーティング(31.5%)」などが上位に挙がった。