エイトレッドは、大企業(従業員数300名以上)のワークフロー運用担当者112名を対象に「大企業のワークフローシステム運用に関する課題調査」を実施。その結果を発表した。
- 調査概要:大企業のワークフローシステム運用に関する課題調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2022年10月14日~同年10月15日
- 有効回答:大企業(従業員数300名以上)のワークフロー運用担当者112名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。
調査結果
自社のワークフローシステムに「かなり満足している」「やや満足している」と答えた回答者に、ワークフローシステムを活用することのメリットについて、感じているものをたずねた。「稟議や申請がきちんと記録され、参照しやすくなった」(62.7%)がもっとも多く、「リモートワークなど柔軟な働き方に対応できる」(56.0%)、「稟議や申請がスムーズになった(承認スピードの向上)」(54.7%)と続いた。
ワークフローシステムを活用することで感じているメリット
(Q1で「わからない/答えられない」以外を答えた回答者・自由回答・一部抜粋)
- 承認連絡等の手間が省け、効率的に作業が進む(42歳)
- 目的のテンプレートが用意されているので、処理に困らず間違いがない(52歳)
- いつでも申請できる(49歳)
- 質問が減った(35歳)
- どこを回覧中か一目でわかる(56歳)
ワークフローシステムを運用する上で、大変だと感じることはあるかたずねた。30.3%が「非常にある」、40.2%が「ややある」と回答した。
Q3で「非常にある」「ややある」と答えた回答者に、自社のワークフローシステムを運用する中で大変だと感じることをたずねた。「運用ルールや運用方法についての社内共有が大変」(67.1%)がもっとも多く、「組織改編や人事異動に応じたメンテナンスに時間と手間がかかる」(51.9%)、「外部システムとの連携が満足にできない」(48.1%)と回答した。
ワークフローシステムを運用する中で大変だと感じること
(Q4で「わからない/答えられない」以外を答えた回答者・自由回答・一部抜粋)
- 基本的なマニュアルがまったく準備できていない(58歳)
- 予定通り動作しない場合に、原因追及に時間がかかること(49歳)
- 回付ルートの柔軟な対応を含め、細かい変更ができない(61歳)
- やりたいことができない(49歳)
- セキュリティ(59歳)
- ワークフローの機能について詳しくないので、問合せへの対応がしづらい(61歳)
勤務先において、組織改編や人事異動に伴うワークフローシステムのメンテナンスにどれくらいの工数がかかっているかたずねた。18.8%が「7日~10日未満」、15.2%が「10日~14日未満」と回答した。
勤務先で現在運用しているワークフローシステムにおいて、電子化しきれず紙などで残っている社内申請・稟議があるかたずねた。34.9%が「かなりある」、55.4%が「ややある」と回答した。
ワークフローシステム選びで重視したい機能や特長をたずねた。「誰でも直感的に操作ができる」(43.8%)がもっとも多く、「複雑な承認ルートにも対応可能」(39.3%)、「既存の紙ベースの帳票をそのままの形で電子化できる」(35.7%)と続いた。