Hajimariが運営する研修サービス「HR University」は、5人以上の部下がいるマネジメント層(役員相当、部長相当、課長相当、係長・課長補佐相当)101名を対象に「管理職のマネジメントの課題」に関する実態調査を実施。その結果を発表した。
- 調査概要:「管理職のマネジメントの課題」に関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2022年4月13日~同年4月14日
- 有効回答:5人以上の部下がいるマネジメント層(役員相当、部長相当、課長相当、係長・課長補佐相当)101名
調査結果
現在、「マネジメント」は難しくなっていると思うかたずねた。「非常にそう思う」が43.5%、「ややそう思う」が39.6%という回答となった。
Q1で「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた回答者に、「マネジメント」が難しくなっていると思う理由をたずねた。「リモートワークでの遠隔のマネジメントの必要があるから」(47.6%)がもっとも多く、「人事評価のあり方が変わっているから」(44.0%)、「フレックスタイム制で部下の業務時間に合わせる必要があるから」(36.9%)と続いた。
「マネジメント」が難しくなっていると思う理由
(Q2で「わからない/答えられない」以外を選択した回答者、自由回答、一部抜粋)
- 多様な働き方があり、意思統一させて働くことが難しい
- 飲み会や食事会などオフサイトのコミュニケーションが取りにくい
今感じているマネジメントの課題をたずねた。「メンバー育成」(49.5%)がもっとも多く、「キャリア開発」(44.6%)、「エンゲージメントの向上」(32.7%)と続いた。
今感じているマネジメントの課題
(自由回答、一部抜粋)
- 具体的な指示や教育を遠隔で行うことの難しさ
- 評価が優や良では無く、可の評価となってしまい、褒めにくくなった
Q4で「特にない/答えられない」以外を選択した回答者に、今感じているマネジメントの課題は、「人事」の領域とも重なると思うかたずねた。その結果、「ほとんどが重なると思う」(27.6%)、「一部重なると思う」(66.0%)の計93.6%が「人事の領域と重なると思う」と回答した。
「マネジメント」について体系的(・網羅的)に学んだことがあるかたずねたところ、33.7%が「全くない」と回答した。
ガバナンスやコンプライアンス意識の高まりから、マネジメントにおいて労務知識など人事の知識・ノウハウは必要だと思うかたずねた。その結果、「非常にそう思う」(42.6%)、「ややそう思う」(40.6%)の計83.2%が「マネジメントにおいて人事の知識・ノウハウは必要だと思う」と回答した。