リンクは、IT企業の経営層・マネジメント層を対象とした「カスタマーサクセスに関する意識調査」を実施。その結果を発表した。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査主体:リンク
- 調査期間:2022年6月16日(木)~2022年6月20日(月)
- 調査対象:IT企業に所属しているマネジメント層/経営層
- 調査対象地域:全国
- 回答数:400
調査結果
「カスタマーサクセス」という言葉を知っているかたずねたところ、52.3%が「知っている」と回答した。
カスタマーサクセスという言葉を「知っている」と回答した209名を対象に、カスタマーサクセスが何か理解しているかたずねた。「きちんと理解できている」(23.4%)、「ある程度理解できている」(61.7%)の計85.2%が「理解できている」と回答した。
カスタマーサクセスという言葉を「知っている」と回答した209名を対象に、事業においてカスタマーサクセスをどのように考えているかたずねた。その結果、69.9%が「事業戦略として重要」と回答した。
カスタマーサクセスという言葉を「知っている」と回答した209名を対象に、現在のカスタマーサクセスの取り組み状況をたずねた。45.5%が「現在取り組んでいる」、45.0%が「今後取り組みたい」と回答。9.6%が「取り組む予定はない」と回答した。
カスタマーサクセスに「現在取り組んでいる」と回答した95名を対象に、カスタマーサクセスによる効果を実感できているかたずねた。「非常に効果を実感している」(5.3%)、「効果を実感している」(27.4%)、「どちらかといえば効果を実感している」(32.6%)の計65.3%が、何らかの効果を実感していると回答した。
カスタマーサクセスに「現在取り組んでいる」と回答した95名を対象に、カスタマーサクセスの取り組みに関する課題をたずねた。「メンバーの意識やスキルにムラがある」(41.1%)がもっとも多く、「人員が不足している」(38.9%)、「ノウハウが不足している」(33.7%)と続いた。
カスタマーサクセスに「現在取り組んでいる」と回答した95名を対象に、カスタマーサクセス部門・組織があるかたずねた。41.1%が「部門・組織がある」と回答した一方で、58.9%は部門・組織が現状存在しておらず、そのうち29.5%が「部門・組織を作る予定はない」と回答した。
カスタマーサクセスに「現在取り組んでいる」と回答した95名を対象に、興味があるカスタマーサクセスツールの機能・サービスをたずねた。「顧客状況の可視化」(63.2%)がもっとも多く、「CRM/SFAなどのシステム連携」(42.1%)、「レポート分析」(34.7%)と続いた。
カスタマーサクセスに「現在取り組んでいる」と回答した95名を対象に、具体的にどのような業務に携わっているかたずねた。「カスタマーサクセス業務全般」(36.8%)がもっとも多く、「カスタマーサクセスの運営・構築」(28.4%)、「データ活用等の技術支援」(26.3%)と続いた。
カスタマーサクセスに「現在取り組んでいる」と回答した95名を対象に、勤務先におけるカスタマーサクセスのKPIをたずねた。「顧客推奨度(NPS)」(44.2%)がもっとも多く、「アップセル/クロスセル数」(36.8%)、「オンボーディング完了率」(30.5%)と続いた。
カスタマーサクセスに「現在取り組んでいる」と回答した95名を対象に、積極的にデータを活用していきたいかたずねたところ、66.3%が「はい」と回答した。
カスタマーサクセスに「現在取り組んでいる」と回答した95名を対象に、カスタマーサクセスのデータ活用・ツール活用に関して、どのような活用方法に興味があるかたずねた。その結果、「活動の売り上げ寄与率向上」(65.1%)がもっとも多くなった。
カスタマーサクセスに「取り組む予定はない」と回答した20名を対象に、その理由をたずねた。その結果、「専門部署・専門の担当者がいない、もしくは組織体制が整っていない」(30.0%)がもっとも多くなった。
カスタマーサクセスに「取り組む予定はない」と回答した20名を対象に、どのような条件が整った場合、導入を検討するかたずねた。「経営層のカスタマーサクセスに関する理解促進」(25.0%)がもっとも多く、「マネジメント層・現場社員のカスタマーサクセスに関する理解促進」(20.0%)が続いた。