マイナビは、2023年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した「マイナビ 2023年卒大学生 活動実態調査(4月)」の結果を発表した。
調査ハイライト
- 2023年卒業予定の大学生・大学院生の4月末時点の内々定率は47.3%(前年比6.4pt増)
- 大学での学業成績が「就職活動で評価された」と感じた学生は17.7%。一方、学業成績を採用活動に「利用してほしい」という学生は67.9%
- 一般的な会社員の給料の知識について、「額面と手取りの違い」は8割以上の学生が理解。一方、「年末調整」や「社会保険料」の仕組みの認知度は低い
調査結果
2023年卒業予定の大学生・大学院生の4月末時点での内々定率は47.3%(前年比6.4pt増)、平均内々定保有社数は1.9社(前年比0.2社増)となった。「現在もっとも注力していること」を前月と比較すると、3月は「エントリーシート提出」であったのに対して、4月は「面接」が最多となり、3月から4月にかけての選考が進んでいる様子がうかがえる結果に。
「就職活動で大学の成績が評価されたと感じるか」という質問に対しては、「はい」と答えた学生は17.7%であった。「学生の学業成績を企業が採用活動に用いるとしたら、どのように感じるか」と尋ねると「利用してほしい」が67.9%(「おおいに利用してほしい」と「どちらかというと利用してほしい」の合計)で、理由として「学業に注力した点を評価してほしい」「コロナ禍によりガクチカを用意することができない分、努力を証明するものとして学業成績を用いて欲しい」などが挙がった。
一般的な会社員の給与について知っている情報を尋ねると、「額面の支給額から、税金と社会保険料などを差し引いたものが手取りとなる」を認識しているのは全体の87.8%。「民間の保険(生命保険、火災保険など)に加入して支払った保険料の一部が年末調整で還付される」は20.1%、「社会保険料は、3月~5月の給与等支給額によって決定される」は12.9%で、「給料に関する知識についてバラつきがあることがわかる」と同社は見解を述べた。
調査概要
- 調査対象:2023年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生5,483名
- 調査期間:2022年4月24日~4月30日