三谷産業は、2019年2月よりテレワークを制度化、新型コロナウイルス感染拡大の抑制のため1月末よりテレワークを推奨し始め、現在では全社を挙げてテレワークに取り組んでいる。各拠点(東京、金沢、富山、福井、名古屋、大阪、広島ほか)に勤務する社員を対象に、恒常的なテレワーク(在宅勤務)状況に関するアンケートを実施、8割近くの社員(390人)から回答を得た結果をまとめ、発表した。
「外出制限により身体的健康に影響はありますか?」と尋ねたところ、31%が「悪い影響がある」と回答。
「外出制限/テレワークが続くことによる精神的なストレス状態に影響はありますか?」との回答にも、半数近い45%が「平常時よりストレスが大きい」と答えている。
三谷産業では、通常業務以上に密なコミュニケーションをとり、社員のメンタルヘルスへ配慮していくとのこと。
家族と同居している社員281人を対象に「家族と過ごす時間の変化をどのように感じているか」と尋ねたところ、「一緒に過ごす時間が増え、自分や家族にとってプラス」だと答えた方が42%(119人)に上った。
4月以降に何割以上の日数でテレワークを実施したかについて職務区分間で比較すると、「技術系」と「管理系」では相対的に実施率が低くなった。
「技術系」の中でもコンピュータを用いたシステム開発や設計などはテレワークで実施可能だが、建設現場における施工管理や、機械設備を用いる業務ではテレワークへの切り替えが困難であるため、テレワークに代わる感染リスク抑制対策が必要であるという課題が見えてきたとのこと。
「通常の勤務体制に戻って以降、テレワークをどの程度実施したいと思いますか」と尋ねたところ、約半数にあたる49%が週1回以上実施したいと回答。月1回以上と答えた人は81%に上った。
本調査は、三谷産業に所属する東京、金沢、富山、福井、名古屋、大阪、広島ほかの社員390人を対象に、2020年4月14日(火)~4月16日(木)にインターネットリサーチで行った。