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2024年4月18日(木)14:00~15:30

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【LINE WORKSの使い方】特徴・料金プラン別機能一覧と始め方

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 LINE WORKSは、LINEのビジネス版にあたる。個人を顧客とする個人営業ならば「LINEで連絡を取りたい」「LINEで連絡が取れると便利なのに」と顧客から言われたことがある人は少なくないだろう。そこで、LINE WORKSとLINEの違いや料金プラン別の機能比較、LINE WORKSを始めるまでの流れなどの使い方について説明する。なお、LINE WORKSにはPC版とスマホ版があるが、今回取り上げるのはスマホ版だ。

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LINE WORKSとは?LINEとの違いは?

 LINE WORKSとLINEとは似て非なる別物だ。

 LINE WORKSは、2017年2月、ワークスモバイルジャパンによってリリースされたビジネスチャット。2022年1月時点でのユーザー数は、35万社400万ユーザーとされ、2019年の5万社100万ユーザーから3年間で大きく成長した。さらに、LINE WORKSとLINEの接続数は1,400万人ともて言われている。

 ここからは、LINEとの違いを見ていこう。一般向けのLINEとビジネス向けのLINE WORKSとの主な比較要素は、5つだ。

  • 管理者機能
  • 個人の電話番号に紐づかないアカウント
  • ビジネスに役立つ豊富な機能
  • 既読を個人単位で把握
  • LINEと連携できる

 LINEでも自由にグループをつくることはできるが、LINE WORKSの場合は、管理者が最初にアカウントをつくり、チームを立ち上げる。組織や団体などがビジネスで使うことを前提としているため、管理者機能が用意されている。管理画面に加えて遠隔操作も可能だ。チームの行動履歴は記録され、万が一何かあった際には、いつ何が起こったのかをログで確認できる。

 アカウントのつくり方も異なる。LINEは個人の電話番号に紐づいたアカウントとなるが、LINE WORKSは、メールアドレスがあればアカウントを作成できる。管理者のみ電話番号による認証が必要だが、チームメンバーはチーム参加への招待リンクを受け取るメールアドレスがあればいい。

 LINE WORKSには、LINEにはないビジネス向けの機能が装備されている。掲示板やカレンダー、タスク、アンケート、アドレス帳、メール、Drive(クラウドストレージ)に加えてBotと前述した管理者機能だ。ストレージはプランによって容量が異なる。LINE WORKSの画面から会社のメールを送受信可能だ。Botはチャットボットで、開発技術が公開されているため業務効率化に役立てることもできる。

 豊富な機能の中からピックアップしたいのが、グループトークで既読を個人単位で把握可能になるという点だ。LINEは既読の人数が表示されるが、誰が読んだかまではわからない。LINE WORKSでは、それができる。未読の人に対してリマインドやフォローするというアクションが取れる。

 LINE WORKSのキャッチコピーにもなっている、LINEとつながる唯一のビジネスチャットという点はもっとも特徴的だと言っていいだろう。月間アクティブユーザー数9,200万人という規模に加えて、2011年6月のリリースから10年超、誰もが基本的な使い方を知っているという安心感もある。

 LINEと同じような画面で親しみがあり、いつも使っている絵文字やスタンプも利用可能。かっちりとしたビジネスではなく、1人ひとりの個人と、ときに気持ちを交えながら向き合う個人営業にとって、使い方次第で可能性が広がるLINE WORKSは魅力的に映ることだろう。

料金プラン別機能一覧

 次に、LINE WORKSの料金プランとプラン別の機能を見ていこう。プランは「フリー(無料)」「スタンダード」「アドバンスト」の3つだ。プレミアムプランは2022年3月末で終了した。

フリー(無料) スタンダード アドバンスト
利用料金 0円 540円/月払い
450円/年払い
960円/月払い
800円/年払い
ユーザー数 100人まで 無制限 無制限
音声・ビデオ通話・画面共有 4人まで
最大60分
200人まで
無制限
200人まで
無制限
ストレージ 5GB 1TB
1人あたり1GB追加
100TB
1人あたり1GB追加
既読確認
基本機能
掲示板 10個まで 300個まで 300個まで
アドレス帳 500件まで 10万件まで 10万件まで
メール × ×
Drive × オプション対応
管理機能 ログ保存2週間(ダウンロード不可) ログ保存6カ月間(ダウンロード可能)
モニタリング(トーク)
シングルサインオン
 
ログ保存6カ月間(ダウンロード可能)
モニタリング(トーク、メール、Drive)
シングルサインオン
開発者機能 API利用(制限あり) API利用(制限なし) API利用(制限なし)
サポート カスタマーサポート(導入から1カ月間のみ) カスタマーサポート
サービス品質保証(SLA)
カスタマーサポート
サービス品質保証(SLA)

 基本機能とは、トークと掲示板、カレンダー、タスク、アンケート、アドレス帳をさす。このほかにオプションプランも用意されていて、Driveの利用やストレージの追加容量、最大10年分のアーカイブ(トークまたはメール)、アドレス帳の登録件数拡張などを利用できる。ストレージについては、Dropboxと連携可能だ。

 無料プランから始めて有料プランへとアップグレードできるが、その逆のダウングレードやアップグレード完了後の取り消しはできないので、注意しよう。

LINE WORKSを始めるまでの流れ

 最後に、LINE WORKSを始めるまでの流れを見ておこう。管理者による作業とメンバーによる作業がある。チーム立ち上げまでの作業は次のとおりだ。

  • 管理者:アプリダウンロード
  • 管理者:LINE WORKS開設(管理者アカウントの作成)
  • 管理者:チームメンバーの招待
  • メンバー:招待リンクからチームに参加
  • 管理者:メンバーの参加を承認
  • メンバー:ログイン後、利用開始

 最初の作業は、管理者によるアプリのダウンロード、インストールとLINE WORKSの開設だ。インストールが終わったら、「新規にはじめる」から「無料ではじめる」へと進もう。自分の企業・団体の業種と従業員数を選択して次へと進み、企業・団体名と氏名を入力。名刺を読み込む方法と手入力のふたつがある。

 次に、セキュリティ認証のための暗証番号入力だ。暗証番号は、入力した携帯の電話番号にSMSで送られてくるので、その番号を入力するとLINE WORKSを開設(管理者アカウントを作成)できる。電話番号を使わずに、メールアドレスとパスワードで開設することも可能だ。

 開設が終わったら、メンバーを招待しよう。招待方法は、LINEやSMS、QRコード、ほかのアプリで招待リンクを送信の4つだ。リンクを送った人を自動承認することも可能だが、いったん自動承認を設定すると承認待ちのメンバーや今後招待する人はすべて自動的に承認されることを覚えておこう。

 招待されたメンバーは、受け取った招待リンクの案内に従って、アプリのダウンロードや氏名の入力作業を進めていけばいい。ログインには、管理者同様、電話番号またはメールアドレスとパスワードで行う2種類の方法があるが、電話番号のほうが簡単なのでおすすめだ。

 メンバーが登録を完了すると、管理者にメンバーの承認待ちが表示される(手動承認の場合)。メンバーを確認して承認すれば、メンバーはログインしてアプリを使い始められるようになる。

 LINEに慣れている人なら、LINE WORKSの使い方は、それほど難しいとは感じないだろう。ハードルの低さが魅力のLINE WORKS。使い方を学んで、ビジネスとプライベートをしっかりと分けてみてはいかがだろうか。

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https://saleszine.jp/article/detail/4032 2022/10/09 08:00

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