Sansanが提供する名刺アプリ「Eight」は、10月30日の「マナーの日」を前に、「デジタル名刺交換 8つのマナー」を発表した。
公開の背景
名刺交換はビジネスマナーとして重要視されてきたが、従来の紙名刺では、商談時に名刺を切らしたり、交換した名刺を紛失してしまったりといった課題があった。そこで、名刺切れの心配もなく、一度名刺交換した相手と継続的につながれる「デジタル名刺」が注目を集めている。Sansanが2023年9月に実施した調査では、約40%のビジネスパーソンがデジタル名刺の利用を検討していることが明らかになっている(※)。
デジタル名刺の利用ニーズが高まる中、名刺交換におけるマナーのアップデートが必要だと考え、Sansanでは、10月30日の「マナーの日」を前にデジタル名刺に関するマナーを公開に至った。
デジタル名刺交換 8つのマナー
1:スマホの基本設定を忘れずに
デジタル名刺交換をするためには、スマホの基本設定が重要。Bluetoothはオンにし、iPhoneユーザーの方はAirDropをオフにしておく。
2:プロフィールは最新に
名刺情報は最新にしておく。また、キャリアサマリや職歴、学歴などを追加しておくことで、名刺交換相手との共通点が見つかるかもしれない。自己紹介の一環として、プロフィールを充実させる。
3:スマホは即出し、待たせない
スマホはすぐに取り出せる場所に所持する。事前に画面割れや指紋汚れもチェックし、相手を待たせることなくスムーズに名刺交換を行えるよう準備しておくことが大切。
4:「デジタル名刺でいいですか?」を明るく元気に
相手がデジタル名刺を持っていなかったら…と不安になるかもしれないが、「デジタル名刺でいいですか?」と明るく元気にたずねる。もし相手がデジタル名刺を持っていなくても、「それ何ですか?」と会話のきっかけになるかもしれない。
5:名刺交換は片手でスマートに
片手で名刺交換ができるのはデジタル名刺の特徴。交流会や立食パーティーなどでも、飲み物を片手に持ちながらスマートに名刺交換を行うことができる。
6:「届きました!」と笑顔で合図
デジタル名刺交換では、「ちょうだいします」ではなく「届きました!」が完了の合図。相手の目を見て笑顔で伝えよう。
7:会話のネタはプロフィールから
デジタル名刺では、紙の名刺では把握し切れなかった相手のキャリアや直近の取り組みを知ることができる。相手のキャリアサマリやフィード投稿から共通の話題を見つけ、初対面の方とのコミュニケーションを楽しもう。
8:その日のうちにお礼を送信
お礼やメッセージはその日のうちに送信し、相手との継続的なコミュニケーションにつなげる。出会えたことへの感謝の気持ちを忘れずに。
Sansan Eight事業部 マーケティング責任者 中西仁奈氏のコメント
デジタル名刺は、紙の名刺切れを心配することなく名刺交換ができるといった理由から、交流会や展示会など一度に多数の名刺交換機会がある場を中心に普及しています。10月18日(金)に開催した交流会では、参加した50名全員がデジタル名刺で名刺交換をしており、新たなトレンドを積極的に取り入れる若手ビジネスパーソンを中心に今後さまざまなビジネスシーンで活用されていくと考えています。
初めてデジタル名刺交換をする場合、どのように交換すべきか迷われる方もいらっしゃると思いますが、その際にはぜひ今回発表した「デジタル名刺 8つのマナー」を参考にしていただき、新しい名刺交換を体験していただきたいです。
先日の決算発表でもお伝えした通り(※)、Eightはデジタル名刺の普及に伴いユーザー数380万人を突破しました。今後もデジタル名刺を新しいビジネス習慣として定着させるべく、新コンテンツやイベントの企画など、多様な施策に取り組んでまいります。