ユーソナーは、リクルートが企業データベース「LBC」を採用・導入したことを発表した。
導入の背景と経緯
リクルートは、2021年にグループ内の主要な中核事業会社・機能会社7社を統合。統合に伴い、複数事業それぞれで管理していた顧客データの統合が課題のひとつであった。
課題解決のために、Division統括本部クライアントサクセス推進室企画統括部顧客基盤設計グループは、顧客の状況を把握・理解し、適切なタイミングでサービスや価値を提供できる仕組みの構築を担当した。
リクルートには、大きく販促と人材のふたつの事業領域があり、複数の顧客管理システムが存在し、重複も含め膨大な顧客データを保有している状態だった。管理IDが異なることから容易に突合できず、ユニーク1社に対しての各領域情報を統合がかなわなかった。当初は内製での名寄せを行っていたが、そもそもの企業情報の正解やよりどころがないなかでの作業となるため、作業そのものの負担に加え、網羅性や精度の課題があった。
そこで、共通キーコード体系(顧客マスタ)と広いカバレッジ(網羅率)を持つ外部の企業データベースを導入し、顧客データ統合を図ることにした。中でも次の3つの観点から、ユーソナーの企業データベース「LBC」の採用・導入に至った。
- 拠点・事業所・店舗を含めた保有データ量(ソースの多様さも含む)
- データの鮮度・精度(スクレイピングだけでなく、人手も使った情報取得・更新の頻度)
- 企業系列・階層構造を持つこと
導入の効果と今後の活用
ユーソナーの法人企業データベースLBC全件マスタと、リクルートの統合顧客基盤(Connext -コネクト-)をAPIで連携。ユーソナー側でキャッチした企業同士や本支店の合併・移転などの情報を提供している。