ベンチャー企業のCxO・マネージャー向けトレーニングプログラムを提供するEVeMは、マネジメントトレーニング「マネ型」をリリースした。
EVeMでは、パーパスとして掲げる「すべてのチャレンジに、マネジメントの力を」の実現に向けて、創業時よりマネージャー向けのトレーニングプログラムを提供してきた。その中で、マネジメントの型を“知っている”から必要な時に必要な型を“使いこなせる”状態にするため、マネジメントが実現できている状態とは何かを改めて定義。再現可能なマネジメントの技術とその実践方法を60個の型に整理し、トレーニングデザインシステムを掛け合わせた「マネ型」として新たにリリースした。
マネージャーを取り巻く環境
コロナ禍の影響が弱まったことを受け、「異業種×異職種」の転職の増加など、より多様な転職が志向されるようになった。また、リモートワークの定着など働き方も変わり、組織における個人の価値観も変化している。環境変化の激しい中で組織の成長を遂げるためにはマネジメントが必要となる一方、多様な価値観を持った人材が集まるチームを率い、成果を上げる難易度は高まっている。
こうした中EVeMでは、マネージャーを「ある領域に責任を持って取り組んでいる全ての職種」と定義。組織の大小や職種問わず、チームメンバーの能力を活かし、成果を出すために試行錯誤されているビジネスパーソンに、「型」と「トレーニング」を提供することで、急成長する組織を支援する。
「マネ型」の概要
「執行」「活用」「伸張」「連携」を達成するための活動の総和が、全社の中長期的な成長に貢献するマネジメントであると定義。それを実現するために「再現可能なマネジメントの技術とその実践方法の塊」である60個の「型」のリストの中から、状況に応じて必要な型を引き出せるマネージャーになることを目指す。型を「暗記」するのではなく、問題や状況に応じていつでも思い出せる独自フォーマットを使いこなし、マネジメントの型の使い手を目指す。
マネジメントができている状態
60個の型について
ベンチャーマネージャーのマニュアルを、より引き出しやすいように60個の型に再編集し、内容を明確化。型の1つひとつをより実践的なものにアップデートした。
例)マネ型19番「GPKa」
戦略方針とそれに紐づいたアクションを整理・実行するためのフレームワーク。どのような指標を追えば戦略方針の実行が進んでいくのか、そのドライバーを明らかにし、正しい戦略方針の策定と具体的なアクションプランに落とし込む技術を身につける。
例)マネ型22番「関与方針」
メンバーの仕事の種類に適した関与方法をとることで、メンバーにとって適切なサポートが得られるようにするための型。「関与」のような言語化しにくいものも言語化し、「型」で解決していく。
例)マネ型46番「事実の記録」
メンバーの納得度が高く、かつ成長につながる評価を実施できるようにするための型。
例)マネ型52番「指示の深度」
メンバーが指示を実行できるようにするための型。メンバーのスキルレベルに応じて指示の深度を変えていく。