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2024年7月12日(金)13:00~18:20

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営業従事者の9.1%が「生成AIのビジネス活用を前向きに考えている」と回答/HubSpot調査

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 CRM(顧客関係管理)プラットフォームを提供するHubSpot Japanは、日本でマーケティング職または営業職に従事するビジネスパーソン計1,000名を対象に、生成AI(ジェネレーティブAI)に関する意識調査を実施した。

1)マーケティング・営業業務において生成AIを利用している割合は13.2%にとどまる

生成AIの認知

 調査対象のビジネスパーソンに生成AIの認知度合いについてたずねたところ、全体の55.6%が「聞いたことがない・知らない」と回答した。「聞いたことがあるが詳細はよくわかっていない」と回答した割合は28.4%、「聞いたことがありその意味や使い方を理解している」と回答した人は15.9%にとどまった。

 また、マーケティングと営業の職種別で認知の度合いを見てみると、営業従事者よりもマーケティング従事者のほうが生成AIの認知率が高い結果となった。

生成AIの業務における利用状況

 生成AIの業務における利用の状況をたずねたところ、「業務で使っている」と答えた人は全体の13.2%にとどまった。

 また、職種別で調査したところ、マーケティング職では19.2%、営業職では7.2%となった。マーケティング業務においては、生成AIの台頭前から広告運用やSEO等の領域に人工知能技術が利用されていたこともあり、マーケターのほうが営業担当者よりも利用イメージがついている人が多いのではないかと考えられる。

 また、「所属する企業は生成AIの業務利用について許可しているか」と質問したところ、「方針を出していない」という回答がもっとも多く全体の74.7%となった。次いで「許可している(14.4%)」「許可していない(11.0%)」が続いた。

 さらに、生成AIを業務で「使っている」と回答した人に使っている業務をたずねたところ(複数回答)、1位「アイデア出しや企画作り(25.7%)」、2位「コンテンツ(コピーや文章)の作成(22.8%)」、3位「会議や議論、動画の要約の作成(21.3%)」という結果になった(※)。

※生成AIを業務で「使っている」と回答した人は136名と限られたサンプル数となっており、このデータは当該サンプルの傾向を示したもの。

2)生成AIを業務で利用するうえでの課題、1位は「情報が正しいかどうかが不安」

生成AIを業務で利用するうえでの課題

 生成AIを業務で「使っている」と回答した人に、利用にあたって課題に感じることをたずねた(複数回答)。その結果、1位「情報が正しいかどうかが不安(45.6%)」、2位「著作権など法的な問題が起きないか心配(27.2%)」、3位「情報の出典元がわからない(24.3%)」となり、情報の信憑性や信用性への課題感が明らかとなった(※)。

※生成AIを業務で「使っている」と回答した人は136名と限られたサンプル数となっており、このデータは当該サンプルの傾向を示したもの。

生成AIを「使わない」理由

 生成AIを業務で「使っていない」と回答した人に、使わない理由をたずねたところ(複数回答)、「使い方がよくわからない」「特にない・わからない」と回答した人が全体の62.6%となった。

 また、もともと生成AIを認知していた人に絞っても「使い方がよくわからない」「特にない・わからない」という回答が34.4%にのぼった。自身の業務において生成AIを利用するイメージが湧いていない、何ができるのかを理解していない人が多いことが「わからない・特にない」の回答の多さにつながっていると考えられる。

3)「生成AIのビジネス活用を前向きに考えている」と回答した人は全体の15.7%

「購買者」側の立場になったときに「生成AIが生成したコンテンツを受け取ることをどう感じるか」をたずねた。

 その結果、「内容さえ正確であれば生成AIでも人間が作ったものでもどちらでも良い」と回答した人がもっとも多く、27.0%となった。次いで「生成AIの生成したコンテンツに肯定的であり、購買者の立場としても受け取ってみたい(16.2%)」「否定的であり、購買者の立場としても受け取りたくない(8.2%)」が続いた。それ以外の人は「あてはまらない/わからない」(48.6%)と答えており、生成AIに対する評価が定まっていない現状が見受けられた。

 また、生成AIのビジネス活用への意識についてたずねたところ(複数回答)、「生成AIのビジネス活用を前向きに考えている」と回答した人は全体の15.7%となり、「生成AIのビジネス活用ははばかられる」と回答した5.2%に対し約10pt上回った。

 職種別で見てみると、「生成AIのビジネス活用を前向きに考えている」と回答した割合は、マーケティング従事者では22.3%、営業従事者では9.1%となり、意識に違いが見られた。この意識の違いも、それぞれの担当領域における具体的活用イメージを持てているかどうかが影響していると考えられる。

調査概要
  • 調査名:「第1回 日本のマーケティング・営業領域における生成AIに関する意識実態調査」
  • 調査企画・実施:HubSpot Japan株式会社
  • 調査委託先:株式会社マクロミル
  • 調査対象:フルタイムで企業のマーケティング従事するビジネスパーソン500名、営業に従事するビジネスパーソン500名、計1,000名
  • 調査方法:オンライン上でのアンケート調査
  • 実施期間:2023年5月30日~2023年6月2日
  • 調査地域:日本全国

※調査結果は、単数四捨五入の関係で合計が100%にならない場合がある

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