マイナビが運営する総合転職情報サイト「マイナビ転職」は、小学生未満の子供を持つ正社員800名を対象に行った「育休に対する男女の意識差と実態調査」の調査結果を発表した。
調査概要
- 調査期間:2023年3月3日~3月5日
- 調査方法:小学生未満の子供を持つ20代から40代の男女会社員(正社員)・公務員
- 有効回答数:800名
※グラフの内訳は端数四捨五入の関係で合計数値と合わない場合がある
65.0%の女性が「自身のパートナーは育休を利用したことがない」と回答
小学生未満の子供を持つ正社員の男女に、自身のパートナーの育休取得日数を聞いたところ、女性回答では「(パートナーは育休を)利用したことがない」が65.0%となった。また、女性が回答した“パートナーの育休取得日数”は「5日以内(12.0%)」が最多で、次いで「1ヵ月以内(7.8%)」「2週間以内(5.8%)」と短期間での取得が多かった。
育休をとらなかった理由、「収入減少」「人手が足りていない」「職場に前例がない」など
男性が育休をとらなかった理由は「収入減少(23.7%)」「人手が足りていないなど、職場に取得してはいけない空気があった(17.8%)」「職場に前例がない(15.9%)」が上位に挙がり、全体的に女性より割合が高い結果となった。
育休取得によるキャリアの影響、男女ともに1位の回答は「分からない」
育休取得によるキャリアの影響は、男女ともに1位は「分からない」(男性:34.3%、女性:23.8%)となった。「昇進にネガティブな影響」がありそうと回答した女性は20.5%で、約5人に1人が挙げる結果となり、男性よりも回答割合が高かった。
育休中のパートナーに期待することとは
育休中のパートナーに期待することは、男性は「特にない(37.8%)」がもっとも多く、2位は「子供の寝かしつけ(24.8%)」となった。女性は、「子供のおむつを替える(40.0%)」「子供をお風呂に入れる(39.3%)」など、パートナーに家事育児へ参加することを求めた回答が男性よりも多くなった。
また女性は、「子育ての苦労や喜びを共有する(37.8%)」「子育ての当事者意識を持つ(33.0%)」など、気持ちの寄り添いを求める傾向も男性より高い傾向にあった。
パートナーの育休に対する満足度、男性は平均83.3点、女性は平均69.8点
パートナーの育休への満足度を100点満点で表すと、男性の回答は平均83.3点、女性の回答は平均69.8点となった。