キャリアコンサルティング事業や人事制度構築事業を展開する職場風土づくりは、職場で「やる気がなくなった瞬間」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。
調査概要
- 調査期間:2022年12月20日~2022年12月26日
- 調査機関:株式会社職場風土づくり(調査主体)
- 調査対象:全国の就業経験のある成人
- 有効回答数:190名(有効回答数65%)
- 調査方法:インターネットを通じたダイレクトメールによる配布・回収
調査実施の背景
生産性向上のために組織エンゲージメントが重要視される中で、エンゲージメントを高めるためのさまざまなツールが開発されている。本調査は、そうしたツールの効果を最大化するために「職場で取り除かなければならないエンゲージメントを下げる要因=やる気を無くす瞬間」を特定することを目的に実施した(エンゲージメントとは、社員1人ひとりが組織に愛着を持ち、企業成長と共にお互いに成長し合うために活動量を増やそうとする絆のこと)。
調査結果
Q1. あなたの年齢を教えて下さい(単一回答)
- 20代:1%
- 30代:14.4%
- 40代:36.5%
- 50代:30.8%
- 60代:17.3%
Q2. 仕事を通じて「やる気を無くしたこと」がありますか?(単一回答)
仕事を通じて「やる気を無くしたこと」があるかという質問に対し、96.2%が「ある」と回答した。
Q3. 最も「やる気を無くした瞬間」はどんな時でしたか?(複数回答)
もっとも「やる気を無くした瞬間」はどんなときだったかという質問に対し、半数以上が「結果に対して正当な評価が得られない」ときと回答。次いで「何を期待されているかわからなくなった」(46%)、「仕事を進めるための支援が得られなかった」(44%)が続いた。
Q4.「やる気を無くした瞬間」にエンゲージメントは下がりましたか?(単一回答)
「やる気を無くした瞬間」にエンゲージメントは下がったかという質問に対し、85.4%が「下がった」と回答した。
Q5.「やる気を無くした瞬間」を振り返ってみてどの様な制度や体制があればエンゲージメントは高まると考えますか?(単一回答)
どのような制度や体制があればエンゲージメントは高まると考えるかという質問に対し、もっとも多かった回答は「職場における社員同士の強い関係性」(38%)となった。次いで「人事評価制度(考課制度)」(24%)、「企業の明確なビジョンや目標」(21%)、「エンゲージメントを明確に測るツール」(10%)が続いた。