大塚製薬のオロナミンCドリンク(以下、オロナミンC)は、全国の社会人600名の20代の後輩社員と40代以上の先輩社員を対象に、会話のすれ違いに関する世代間ギャップ調査を実施した。
職場において、後輩社員・先輩社員ともに「会話量を増やして仲良くなりたい」と考えている一方、先輩・後輩の約半数以上が、会話のすれ違いによる世代間ギャップを感じている。「会話のすれ違いが埋まれば会話の量が増える」と後輩・先輩ともに約6割が回答
20代の後輩社員と40代以上の先輩社員に、後輩・先輩社員と会話の量を増やして仲良くなりたいと思うか質問したところ、20代の後輩社員では89.8%が「そう思う」と回答し、40代以上の先輩社員では86.1%が「そう思う」と答えた。この結果から、両世代ともに会話の機会を増やし、より良い関係を築きたいという意欲があることがわかった。
20代の後輩社員と40代以上の先輩社員へ、お互いに会話のすれ違いを感じたことがあるか質問したところ、20代の後輩社員では62.3%が「ある」と回答し、40代以上の先輩社員では70.7%が「ある」と答えた。先輩社員のほうが会話のすれ違いを感じていることが明らかになった。
20代の後輩社員と40代以上の先輩社員の間で、会話のすれ違いが原因でコミュニケーション不足になった経験があるか質問したところ、20代の後輩社員では57.8%が「ある」と回答し、40代以上の先輩社員では65.2%が「ある」と答えた。
社会人用語について、後輩の8割が「知らない」と回答。先輩の7割が「伝わらない」を経験。後輩の約5割、先輩の約7割が、社会人用語が原因ですれ違いを感じた経験あり
20代の後輩社員へ社会人用語を聞いたことがあるか質問したところ、45.9%が「聞いたことがある」と回答した。一方、40代以上の先輩社員に社会人用語を使った経験があるか質問したところ、87.5%が「ある」と回答した。この結果から、先輩社員は社会人用語を頻繁に使用している一方、後輩社員の半数近くはそのような用語を聞いたことがないことがわかった。
20代の後輩社員を対象に社会人用語の認知度を調査したところ、86%が「社会人用語を知らない」と回答した。一方、40代以上の先輩社員に、社会人用語を使って後輩社員に伝わらなかった経験があるか質問したところ、75.5%が「伝わらなかった経験がある」と答えた。後輩社員が社会人用語を理解していない一方、先輩社員はそれらを使って後輩社員とコミュニケーションを図ろうとしているため、世代間のコミュニケーションにすれ違いが発生していることがわかった。
社会人用語が原因で会話のすれ違いを感じたことがある人の割合を調査したところ、20代の後輩社員では46.7%、40代以上の先輩社員では71.8%がそのような経験を持っていることがわかった。とくに、先輩社員のほうが後輩社員よりも社会人用語によるコミュニケーションのズレを感じていることが明らかとなった
各世代のすれ違い用語をランキング化
20代の後輩社員と40代以上の先輩社員を対象に、“すれ違い社会人用語”の認知に関する調査を実施した。世代間の認知度差、いわゆる「すれ違い度(認知ギャップ)」を調査したところ、もっとも差が大きかった用語のトップ3は「一丁目一番地」「よしなに」「鉛筆なめなめ」で、それぞれ約45ポイントの差が見られた。特定の社会人用語について、世代間での認識にギャップがあることがわかった。
社会人用語をきっかけに先輩と会話してみたいとの声
オロナミンCの新動画を先行視聴した調査対象者に社会人用語に対する印象をたずねた。その結果、先輩社員ともっと会話の量を増やして仲良くなりたい20代の後輩社員のうち、54%が「社会人用語を先輩社員に使うこともありだ」と感じ、52%が「社会人用語をきっかけに先輩社員と会話してみたい」と考えていることがわかった。一方、後輩社員ともっと会話の量を増やして仲良くなりたい40代以上の先輩社員のうち、81%は「相手が社会人用語を理解できない場合、他の言い方を考えたい」と回答し、68%が「社会人用語の使い方に気をつけることで世代ギャップを解消する手段になる」と考えていることが明らかになった。