Sansanのインボイス管理サービス「Bill One」は、20〜50代の会社員1,000名を対象に「立替経費負担に関する実態調査」を実施した。
調査の背景
経費精算は職種に関わらず、多くの会社員が日々対応している業務でもある。とくに経費の立て替えは、近距離の交通費など軽微なものが多い一方、出張や大人数の会食など大きな出費が発生することもあり、家計に影響をおよぼすことが少なくない。そこで、Sansanでは今回、会社員1,000名を対象に、「立替経費負担に関する実態調査」を実施した。
調査の結果
会社員の平均立替金額は毎月3万円で、平均月収32万円の約1割に相当
20〜50代の会社員1,000名に対し、ひと月あたりの立替合計金額を質問したところ、平均約3.1万円という結果となった。国税庁の調査(※)によると、ひと月あたりの収入は平均約32.2万円であるため、立替金額が月収の約1割に相当することがわかった。
また、これまで立て替えた経費の中でもっとも高額だった物・サービスを質問したところ、「海外出張費300万円」(30代/運輸・物流業)、「イベント会場費250万円」(50代/製造業)、「車両代170万円」(20代/製造業)といった回答が見られた。反対に、これまででもっとも安価だった物・サービスについては、「コピー代10円」という回答が複数見られた。
4割が立て替えによる金銭負担を懸念し、接待や出張などの業務を躊躇した経験がある
自身の金銭負担を懸念し、接待や出張など立替経費が発生しそうな業務を躊躇した経験はあるか質問したところ、40%が「経験あり」と回答した。
4割以上が立て替えによる金銭負担で「会社に不満を感じたことがある」
立替経費の金銭負担によって、会社に不満を感じた経験はあるか質問したところ、43.5%が「不満を感じたことがある」と回答した。
さらに、経費の立て替えで困ったエピソードを質問したところ、「得意先との接待で立て替えをしたが、会社がなかなか返金をしてくれず、自分の色んな支払いに影響が出てしまい転職したいと思った」(30代/その他業種)、「クレジットカードの請求が先になり、払い戻しまでの期間お金が不足した」(50代/製造業)、「携帯の通話代をもらうのを忘れていたがもう申請しづらかったので諦めた」(30代/建設・不動産業)といった回答が寄せられた。
【調査概要】
調査名:立替経費負担に関する実態調査
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
調査地域:全国
調査対象:20〜50代の会社員(正社員・契約社員)1,000名
調査期間:2024年7月12~17日
調査企画:Sansan