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フィードバックは「ハッキリ言われたい派」が76%/Job総研「2024年人材育成の意識調査」

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 転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリアが運営する調査機関Job総研は、516人の社会人男女を対象に「2024年 人材育成の意識調査」を実施した。同調査は人材の育ち方における価値観やその年代別割合、また職場での育成環境の有無とその場面、さらに上司からの理想の教育方法とそれを望む理由および実態と満足度、そして長期雇用の希望や企業への貢献意欲などを調査した。

【調査概要】

  • 調査対象者:現在職を持つすべての社会人、JobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
  • 調査条件:全国/男女/20~50代
  • 調査期間:2024年4月17〜25日
  • 有効回答人数:516人
  • 調査方法:インターネット調査

人材の育ち方における価値観

 回答者全体の516人に人材の育ち方について聞くと、「自分で成長していくもの派」が52.5%で過半数を占めた。内訳は「断然“自分で成長していくもの”」10.3%、「“自分で成長していくもの”」18.4%、「どちらかといえば“自分で成長していくもの”」23.8%だった。年代別の回答では40代の「自分で成長していくもの派」が62.6 %でもっとも多く、次いで30代が54.9 %、50代が48.2%、20代が42.8 %の結果だった。

職場の育成環境

 回答者全体の516人に現在の職場に人を育てる環境はあるかを聞くと、「あると思う派」が60.5%で過半数を占めた。内訳は「とてもあると思う」6.1%、「あると思う」20.3%、「どちらかといえばあると思う」34.1%だった。人を育てる環境はあると思うと回答した312人にその場面を聞くと、「研修や制度が充実している」が51.6%でもっと多く、次いで「上司から適切なフィードバックがあった時」が42.3%、「技術的なスキルの習得時」が34.9 %が、上位3つの回答だった。

上司からの理想の教育

 回答者全体の516人に上司からの理想のフィードバックを聞くと、「ハッキリ言われたい派」が76.0%で過半数を占めた。内訳は「とてもハッキリ言われたい」7.4%、「ハッキリ言われたい」24.8%、「どちらかといえばハッキリ言われたい」43.8%だった。ハッキリ言われたいと回答した392人にその理由を聞くと、「自分では気づけないことに気づける」が65.1%でもっとも多く、次いで「今ハッキリ言われることが将来役立つと思う」が46.7%、「人として成長できそう」が37.5%が、上位3つの回答だった。

上司からの教育の実態と満足度

 回答者全体の516人に上司からの日頃のフィードバックを聞くと、「ハッキリ言われている派」が61.2%で過半数を占めた。内訳は「とてもハッキリ言われている」6.0%、「ハッキリ言われている」18.6%、「どちらかといえばハッキリ言われている」36.6%だった。同回答者に上司からのフィードバックへの満足度を聞くと、「満足派」が61.3%で過半数を占めた。内訳は「とても満足」5.1%、「満足」15.5%「どちらかといえば満足」40.7%だった。 

 上司からの日頃のフィードバックの年代別回答では、20代の「ハッキリ言われている派」が65.3%でもっと多く、次いで50代が63.2%、40代が59.4%、30代が58.4%の結果だった。上司からのフィードバックへの満足度の年代別回答では、20代の「満足派」が76.0%でもっとも多く、次いで40代が60.9%、30代が57.8%、50代が45.8%の結果だった。

企業への貢献意欲

 回答者全体の516人に現在の職場で長期的な雇用を望むかを聞くと、「望む派」が73.9%で過半数を占めた。内訳は「とても望む」13.8%、「望む」22.3%、「どちらかといえば望む」37.8%だった。同回答者に自身の成長を企業の成長に繋げたいかを聞くと、「繋げたいと思う派」が77.9%で過半数を占めた。内訳は「とても繋げたいと思う」13.2%、「繋げたいと思う」27.1%、「どちらかといえば繋げたいと思う」37.6%だった。

・回答者自由記述コメント

 人材は「企業が育てていくもの派」と「自分で育っていくもの派」で意見が分かれる結果となった。

■企業が育てていくもの派

・企業として求める人材になるまでのキャリアプランを社員と一緒に考えることが必要

・採用した人をあるレベルまで引き上げるのは企業側の責任

・やる気次第な部分が大きいが、そもそも環境がないと育てない。企業は成長させる環境を整えるべき

・人材育成には上司と環境がとても大切。その会社に居続けたいと思う理由の一つになる

◼️自分で育っていくもの派

・企業側はあくまで制度面などを整えるまでで、それ以降は自身で努力するのが当然

・我々氷河期世代は会社が育成してくれると思っておらず、自費での資格取得しか方法はなかった

・成長意欲や責任感がないと、企業が努力しても無駄になるので、自分で成長する意思を持つことが大事

・企業はヒトで出来ているので、自分も各々自身の育成には力を注ぐべき

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