カスタマーサクセスの未来をつくる変革リーダーを輩出する学び場、SuccessGAKO(サクセス学校)を運営するサクセスラボは、カスタマーサクセスの実践を通じて自社を変え顧客に大きな価値をもたらした挑戦者の功績を表彰する「カーディ賞(Cardi Award)」を創設し、2023年11月14日に第1回受賞者を発表した。
選出にあたっては、SuccessGAKO受講生約300名の中からエントリーした7社7名が各社の取り組みをプレゼンし、挑戦・変化・成果・貢献の4項目ごとに投票を行った。審査の結果、日立ソリューションズ・クリエイトの斉藤美沙氏が初代カーディ賞を、エムオーテックスの笹山真実子氏が特別賞を受賞した。
カーディ賞(Cardi Award)とは
カーディ賞は、デジタル時代における日本企業の競争力向上を目指し、カスタマーサクセスの実践を通じて自社を変え顧客に大きな価値をもたらした挑戦者の功績を称える表彰制度。
SuccessGAKO受講生の多くは大企業に所属している。大企業がカスタマーサクセスに取り組む際には、事業モデル、組織、業務、企業文化や個人のマインドセットなどの変革をともなう。そうした変革とセットの事例を共有・表彰することにより、カスタマーサクセスに取り組み成果を出す日本企業が増えることを目指している。賞の名前は、SuccessGAKOのキャラクター名に由来している。
カーディ賞受賞者 斉藤美沙氏(日立ソリューションズ・クリエイト)
斉藤美沙氏は、2022年に「認定カスタマーサクセス」、2023年に「スケールCS」を受講。「製品を売る」から「顧客を成功へ導く」へ切り替えるために、徹底したカスタマー理解に基づく提案の仕組みや、営業など他組織を巻き込んだカスタマーサクセス活動のプロセスを構築するなど、仕組み化や型化を積極的に推進。その結果、担当事業の受注拡大につながり、他事業部から展開希望の声が届くなど、自社事業の成長に貢献している点が評価された。
<斉藤氏のコメント>
この度、栄誉ある第1回カーディ賞をいただき大変光栄に思います。今まで積み重ねてきたカスタマーサクセス活動をこのような形で評価いただきましたこと、大変嬉しく思います。この栄誉は私ひとりの力ではなく、ご指導くださったSuccessGAKO講師の皆さん、一緒に学んだ受講仲間たち、そして私の上司やチームメンバーの温かいサポートと応援のおかげです。本当にありがとうございます。今後も、初代カーディ賞受賞者の名に恥じぬよう精進を続け、日本におけるカスタマーサクセスの発展に貢献したいと思います。
特別賞受賞者、笹山真実子氏(エムオーテックス)
笹山真実子氏は、2022年に「認定カスタマーサクセス」を受講。当時、「カスタマーを成功へ導くのはカスタマーサクセス部の仕事」という社内の風潮に悩んでいた。SuccessGAKO で学び仲間から刺激を受け、社長を巻き込むトップダウンと現場の仲間を増やすボトムアップの活動を推進。結果、自社内のカスタマーサクセス仲間が数百人規模に拡大。さらに、同活動の知見を惜しみなく社外へ共有する貢献の姿勢に支持が集まり、特別賞の受賞に至った。
<笹山氏のコメント>
この度は、特別賞を頂きありがとうございます。SuccessGAKOで『カスタマーサクセスは全社で取り組むこと』だと改めて確認でき、また同じ受講生の仲間たちの活動から勇気をもらえたことが私の行動の原動力でした。社内に数百人のカスタマーサクセス仲間ができた今、サクセス思考をもとにした改善活動が活発化しました。全社を巻き込んだ取り組みのため、全社員で取れた賞だと思っており、このような形で特別賞をいただくことができ嬉しく思うとともに、こうした発表の機会をいただけたことに感謝します。
当日の様子
会場提供:ウイングアーク1st
SuccessGAKO(サクセス学校)とは
SuccessGAKO(サクセス学校)は、日本のカスタマーサクセスの未来をつくる変革リーダーを輩出するための学び場。カスタマーサクセスを追求する人が集まり、知識や知恵を学び、考え、実行することで、自社、カスタマー、自身が成功することを目指す。経験豊富な講師陣による講義と、メンバー限定コミュニティを展開し、一方的な知識の習得ではなく、仲間と切磋琢磨しながら実践することに価値を置いている。