製造業BtoB企業向けMAツール「MRC」を展開するマーケライズは、製造業界の営業・販促担当者を対象に「2022年4月~2023年3月における展示会出展に関する調査」を実施した。
調査概要
- 調査期間:2023年4月3日(月)~4月28日(金)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:製造業を主とする企業の営業・販促担当者
- 有効回答:188名
- 調査企画:マーケライズ
調査結果
リアル展示会とオンラインの展示会に対する今後の出展意向をたずねた。リアル展示会では「出展数を増やす」「直近1年と変わらず出展する」の合計が79%、「出展数を減らす」「出展しない」の合計は14%となった。
オンライン展示会では「出展しない」が58%、「出展数を減らす」が8%であった一方、「直近1年と変わらず出展」「出展数を増やす」は計27%という結果になった。
オンライン展示会1回あたりで獲得した顧客情報数(※)をたずねたところ、「100件未満」(72%)がもっとも多くなった。また、情報提供者のうち1ヵ月以内に商談につながる割合は「0~5%」(78%)がもっとも多くなった。
※最低限、氏名とTEL、メールアドレスがセットになっており、相手への連絡が可能な状態の情報
対面のリアル展示会1回あたりで獲得した名刺枚数は「100~300枚未満」(48%)がもっとも多くなった。その後1ヵ月以内に商談につながる割合は「0~5%」(40%)がもっとも多く、「5~10%未満」(33%)、「10~30%未満」(19%)と続いた。
対面・オンライン展示会に対する意見(自由記述)
<リアル展示会について>
- 昨年度の後半から、来場者が戻りつつある気配があり、はっきりとした目的を持って来場している来場者がコロナ前より多いと感じる
- 予想以上の来場者数だった。ユーザーも実際の製品に触れる機会を待っていたと感じた。一方、大手企業では出張の制限が継続しているところが少なからずあると感じた
- 当日の展示会では弊社を知らずに、弊社製品のようなものを探しているお客様もいらして、リアルでの展示会の必要性も感じた
<オンライン展示会について>
- 単なる製品紹介ページになり兼ねないので、テーマを絞った出展や動画の活用が必要と考えるが、動画制作にも多額の費用が発生する
- オンラインの展示会がより身近になったと思うが、オンラインではもともと興味を持っていただける企業でないと訪問されないと感じている
- データが主催者ごとバラバラであり使いにくい情報になっている