キャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関「Job総研」を運営するライボは、社会人男女548人を対象に「2022年 冬ボーナス実態調査」を実施。その結果を発表した。
調査概要
- 調査対象:全国/男女/20~50代
- 調査条件:1年以内~10年以上勤務している社会人、20人~1,000人以上規模の会社に所属
- 調査期間:2022年11月16日~11月21日
- 有効回答数:548人
- 調査方法:インターネット調査
調査結果
今冬のボーナス支給有無をたずねたところ、61.3%が「支給あり」、38.7%が「支給なし」と回答。そのうち「支給あり」と回答した336人に支給額を聞くと、平均が「69.8万円」、中央値が「54.5万円」という結果になった。
今冬ボーナス支給額の納得度についてたずねたところ、計52.5%が「不満」と回答(とても不満:14.1%、不満:17.0%、やや不満:21.4%)。「満足」と回答したのは計47.5%という結果になった(とても満足:4.4%、満足:14.8%、やや満足:28.3%)。
さらに、今冬ボーナス「支給あり」と回答した336人に理想のボーナス額をたずねた。その結果、平均が「173.0万円」、中央値は「100万円」という結果になり、実際のボーナス支給額と比較して平均額で103.2万円、中央値で45.5万円の差が生じた。
冬ボーナス支給有無を2018年~2022年の推移で見たところ、昨対比では7.3pt増加、2020年との比較では11.3pt増加した。
冬ボーナス支給額を2018年~2022年の推移で見たところ、平均額は2020年(71.3万円)がもっとも高く、中央値は2019年・2021年(同額55万円)がもっとも高くなった。
今冬ボーナス「支給あり」と答えた336人に、主な使い道をたずねた。その結果、「貯金」(63.4%)がもっとも多く、「買い物」(36.6%)、「旅行」(33.6%)と続いた。
今冬ボーナス「支給あり」と答えた336人に、ボーナスから貯金に回す割合をたずねた。その結果、「ほぼ全額使う」(13.7%)がもっとも低く、全体の計86.3%が「貯金する」と回答。その内訳は「ほぼ全額貯金」が32.7%、「半分以上を貯金」が34.2%、「半分以下を貯金」19.4%で、全体の66.9%が「半分以上を貯金に回す」と回答した。
また、「貯金する」と答えた290人へ貯金に回す額をたずねたところ、平均が「42.4万円」、中央値が「30万円」という結果になり、今冬ボーナスの支給額平均69.8万円に対して60.7%を貯金に回すことが明らかになった。
回答者コメント
- 物価高騰がこの先も続くことを考えるとボーナスもらっても使えない
- 物価高騰で生活がギリギリの状態だったのでボーナスはありがたいです
- 日本経済が先行き不透明で不安なのでボーナスはほぼ貯金に回します
- 老後のための自己資金を貯めるためにボーナスの半分以上は貯金する予定です
- ボーナスはもらえたけど少ない額なので資産運用に回して地道に増やします