オンライン学習プラットフォーム「UMU」を運営するユームテクノロジージャパンは、社内研修を担当している大企業(従業員数1,000名以上)の人事担当者108名を対象に「研修の効果測定に関する実態調査」を実施。その結果を発表した。
- 調査概要:研修の効果測定に関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2022年11月7日~同年11月8日
- 有効回答:社内研修を担当している大企業(従業員数1,000名以上)の人事担当者108名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。
調査結果
実施した研修の「効果測定」をする重要性は高まっていると思うかたずねた。その結果、56.5%が「非常にそう思う」、38.0%が「ややそう思う」と回答した。
勤め先では、実施した研修の「効果測定」が十分にできていると思うかたずねた。その結果、20.5%が「非常にそう思う」、48.1%が「ややそう思う」と回答した。
Q2で「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた回答者に、研修の「効果測定」をどのくらいのレベルまで実施しているかたずねた。その結果、22.9%が「認識(知っている)」、25.7%が「理解(自分の言葉で表現できる)」と回答した。
Q2で「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と答えた回答者に、研修の「効果測定」が十分にできていない理由をたずねた。「成果との明確な繋がりが見出せないため」(75.8%)がもっとも多く、「効果測定に手間とコストがかかるため」(51.5%)、「どれくらいの時間(期間)で評価すれば良いかわからないため」(36.4%)と続いた。
研修の「効果測定」が十分にできていないと思う理由
(Q4で「わからない/答えられない」以外を答えた回答者・自由回答・一部抜粋)
- 客観的に評価しにくい(50歳)
- 効果測定に十分な時間や費用がかけられないため(51歳)
- 仕事の成果が研修によるものか、判断しにくいから(66歳)
- 時間がない。研修担当の能力不足(33歳)
- アンケートをとり満足度を確認する程度なので、研修内容の選定などに活かせていないから(38歳)
- 受講者の配属先が多数にわたり、集約が困難(51歳)
- 定量的に測定ができていない(58歳)
研修の成果を何と捉えているかたずねた。その結果、「受講者の成長実感度合い」(58.3%)がもっとも多く、「受講者の行動変容」(53.7%)、「受講者のモチベーションの向上・維持」(52.8%)と続いた。
Q6で「業績の向上」「わからない/答えられない」以外を答えた回答者に、理想としては、研修と業績は連動してほしいと思うかたずねた。39.7%が「非常にそう思う」、50.9%が「ややそう思う」と回答した。
研修と業績が連動してほしいと思う理由
(Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた回答者・自由回答・一部抜粋)
- コスト・時間を費やしているから(26歳)
- それが継続の要因となりうるし、上層部の説得要素にもなりうる(57歳)
- 目に見える研修効果だから(38歳)
- 業績に連動しない研修は予算がとれないし、意味がない(51歳)
- 業績向上を目指して研修しているから(59歳)
- 研修中もお給料を支払っているから(43歳)
Q6で「受講者の行動変容」「わからない/答えられない」以外を答えた回答者に、理想としては、研修後に気付きを得て、行動変容につなげてほしいと思うかたずねた。その結果、44.0%が「非常にそう思う」、46.0%が「ややそう思う」と回答した。