現場帳票システム「i-Reporter」を提供するシムトップスは、日常業務でPCを中心に業務を行っている製造業のデスクワーク層109名を対象に、製造業における生成AI活用に関する実態調査を実施した。

社内の生成AI使用環境、40.4%が「社内ルールが整備されており使用可能」、33.9%が「社内ルールは未整備だが使用可能」と回答

「Q1.お勤め先で生成AI(ChatGPTなど)を業務で使用する環境について教えてください。」(n=109)と質問したところ、「社内ルールが整備されており、使用可能な環境が整っている」が40.4%、「社内ルールは未整備だが、使用可能である(使っている人もいる)」が33.9%、「使用できるかどうか分からない/答えられない」が24.8%という回答となった。
うち74.1%が、「業務で生成AIを使用している」実態

Q1で「社内ルールが整備されており、使用可能な環境が整っている」「社内ルールは未整備だが、使用可能である(使っている人もいる)」と回答した人に、「Q2.あなたは現在、業務で生成AIを使用していますか。(n=81)」と質問したところ、「はい」が74.1%、「いいえ」が25.9%という回答となった。
社内で生成AIを活用している人の割合、「デスクワーカーの半数以上」が35.8%、「一部のデスクワーカー」が53.1%

Q1で「社内ルールが整備されており、使用可能な環境が整っている」「社内ルールは未整備だが、使用可能である(使っている人もいる)」と回答した人に、「Q3.あなたの職場で、生成AIを業務に活用している人はどれくらいいると思いますか。(n=81)」と質問したところ、「デスクワーカーの半数以上が使っている」が35.8%、「一部のデスクワーカーが使っている」が53.1%という回答となった。
業務で使用している生成AI、第1位「ChatGPT」、第2位「Microsoft Copilot」

Q2で「はい」と回答した人に、「Q4.あなたが業務で使用している生成AIを教えてください。(複数回答、n=60)」と質問したところ、「ChatGPT」が66.7%、「Microsoft Copilot」が55%、「Gemini」が30%という回答となった。
生成AIを活用している業務、「メールや文書の作成」と「技術情報の検索や要約」が同率1位

Q2で「はい」と回答した人に、「Q5.どのような業務で生成AIを活用しているか教えてください。(複数回答、n=60)」と質問したところ、「メールや文書の作成」が58.3%、「技術情報の検索や要約」が58.3%、「会議の議事録作成・アイデア出し」が50%という回答となった。
生成AIを業務使用するうえでの課題、「生成AIのアウトプットの正確性や信頼性に不安がある」が53.3%で最多

Q2で「はい」と回答した人に、「Q6.生成AIを業務で使用する上で、不安や課題に感じる点を教えてください。(複数回答、n=60)」と質問したところ、「生成AIのアウトプットの正確性や信頼性に不安がある」が53.3%、「使い方やプロンプト作成が難しい・ノウハウが社内にない」が38.3%、「既存の業務フローやシステムにうまく組み込めない」が38.3%という回答となった。
業務で生成AIを使用していない人の約4割から、「必要になったら使えばよいと思っている」との声

Q2で「いいえ」と回答した人に、「Q7.あなたは、生成AIを『使えない/使っていない』ことに対してどう感じていますか。もっとも当てはまるものを教えてください。(n=21)」と質問したところ、「必要になったら使えばよいと思っている」が38%、「使う時間や余裕がない」が14.3%、「間違った情報が出そうで不安」が14.3%という回答となった。
生成AIの普及による働き方の変化として、約4割が「作業効率向上による残業や業務負荷の軽減」に期待

「Q8.生成AIの普及によって、今後あなたの働き方にどのような変化が起きると思いますか。(複数回答、n=109)」と質問したところ、「作業効率が上がり、残業や業務負荷が軽減される」が38.5%、「単純作業の自動化が進み、企画・判断などに集中できるようになる」が33.9%という回答となった。
【調査概要】
調査名称:製造業における生成AI活用に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年7月1日〜7月2日
有効回答:日常業務でPCを中心に業務を行っている製造業のデスクワーク層109名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っている。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がある