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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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to be ONE TEAM ともに「売上」をつくるマーケティングとセールス

2024年10月16日(水)13:00~17:35

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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SalesZine Hour レポート

「2回の降格」「人の成長に期待しすぎた」 失敗から学ぶ営業マネジメントの面白さと難しさ

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 成果を出してきた営業だからこそ悩ましい「マネジメント」。「心理的安全性」重視の時代に、どのようにメンバーを導くべきなのでしょうか。2023年8月23日に開催されたSalsZine Hour Vol.4では、営業マネージャーとして大きな失敗を経験してきた現役リーダーのふたりが登壇。自分の経験を踏まえて、それでも「営業マネージャーをやろうぜ!」とふたりが語るワケとは? マネジメントの面白さから失敗談、果たすべき役割についてうかがいました。

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営業マネジメントは「やりたくない仕事」?

宮田(SalesZine編集部)  まずはおふたりの自己紹介からお願いします。

古瀬(セールスギルド) 古瀬と申します。一緒に登壇する梅田さんとは同い年で今年37歳になります。営業が大好きで、2社で営業を経験しフリーランスを経てから、セールスギルドという営業支援会社を立ち上げました。

 1社めでは3年めにプレイングマネージャーを経験し、今の会社では社員4名と業務委託メンバー30名ほどのマネジメントを行ってます。起業してやっとマネジメントが少しずつわかってきた状況ですが、自身の経験を踏まえいろいろとお伝えできればと思います。

セールスギルド株式会社 代表取締役 古瀬 貴大さん


営業職として2社経験後、営業フリーランスとして独立、2020年にセールスギルド株式会社を設立し代表に就任。新規事業やスタートアップの営業支援を事業に柱にしつつ、営業コミュニティセールスギルドと日本最大級の営業の大会S1グランプリの運営などを行う。

梅田(セレブリックス) セレブリックスという会社で新規事業開発室のゼネラルマネージャーと、「SQiL Career Agent」という営業職の転職やキャリア支援を行う事業の責任者を務めています。現職で管理職やマネージャーを経験するのは3社めです。若手営業の方から営業マネージャーまで、さまざまな方とキャリアについてお話する機会もあるので客観的な情報と自身の経験を踏まえ、皆さんに情報提供をできればと思います。

宮田 今回のテーマは「営業マネージャーをやろうぜ!」としていますが、おふたりの感触としてマネージャーになりたいと思っている方は多いですか。

梅田 「心からなりたい」と思っている人は少なそうですね(笑)。「どのようなキャリアを目標としますか」と尋ねると「マネージャー」と答える営業は多いですが、理由は「年収を上げるとなるとマネージャーしか選択肢を思いつかない」から。今日はマネージャーという仕事にチャレンジしたい方が増えると良いなと思っています。

株式会社セレブリックス 新規事業開発室 ゼネラルマネージャー/ SQiL Career Agent 事業責任者 梅田翔五さん

営業職特化の転職支援サービス「SQiL Career Agent」事業責任者。人材紹介会社マネージャー、SaaSスタートアップマネージャーを経たのち、セレブリックスに入社。営業スキルを可視化するプロジェクトにも従事し、営業パーソンのキャリアとスキルを紐解いている。

古瀬 1社めには7年ほど営業として勤めましたが、マネージャーになりたい人が半分、なりたくない人が半分でした。やりたくない人たちの理由は、目の前にいるプレイングマネージャーがたいへんそうだったからですね。目指す必要があるかと言えば、ぶっちゃけどちらでも良いのですが、目指すからには自分なりの理由は明確に持つべきというのが私の考えです。

宮田 今日のセッションの中で、目指す理由をそれぞれ見つけてもらえると良いなと思います。ここで早速おふたりの経験にも迫っていきたいのですが、まずはマネジメントを経験して良かったと思う点をうかがえますか。

梅田 レイヤーがひとつ上がり、見える景色の範囲が広がることです。役職が上がって見え方が変わったことはたくさんあります。たとえば、マネージャーまでしか下されない経営からの情報は意外と多いです。メンバーの見え方も、同僚だったときから変わってきます。マネージャーの立場から見ると「思っていたより雑にやってるな(笑)」ということから、「こんな技で営業をしていたのか」と学ぶこともあります。得られる知見が変わり、それが自分の成長につながるため、マネージャーになったほうが営業としてより売れるのではないかとさえ思いますね。

古瀬 私はシンプルにメンバーが成果を出したり、成長したりするシーンに立ち会えるのが嬉しいですね。加えて、自分ひとりでは成しえなかった大きなことができるようになり、自分もまた別のチャレンジに進めるというのもマネジメントの面白さだと思います。

次のページ
2回の降格、人の成長に期待しすぎた──マネジメントの失敗経験

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この記事の著者

SalesZine編集部 宮田華江(セールスジンヘンシュウブ ミヤタハナエ)

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https://saleszine.jp/article/detail/5154 2023/09/20 07:00

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