ソフトブレーンは、自社プロダクトのCRM/SFA「esm(eセールスマネージャー)」と、ラクスが提供する販売管理システム「楽楽販売」を連携可能とするアプリを、アプリストア「esm linkage」で提供開始する。

背景
近年、多くの企業が業務遂行のために複数のクラウドサービスを利用し、業務のDX化を進めている。営業活動においては、案件や商談の管理にCRM/SFA(顧客/営業管理システム)を使用し、見積発行から受注・売上・請求管理は販売管理システムを使用するケースが一般的となっている。
しかし、これらのシステムが独立していることで、顧客情報や案件情報を双方に手動で入力する必要があり、「二重入力の手間」「転記ミスの発生」「マスタデータの不整合」といった問題が生じていた。
ソフトブレーンは、このデータ分断の課題を解決し、ユーザーがより多くの顧客接点業務と正確な販売管理業務へ集中する時間を創出するため、今回の連携アプリを開発した。
連携アプリの利用でできること
esm(eセールスマネージャー)と楽楽販売を連携することで、見積書作成やマスタ管理の手間を削減できる。
顧客・商品等のマスタ情報を一本化

esmに登録されている顧客・商品マスタを「楽楽販売」へ自動連携。双方のシステムに同一内容のマスタ情報を保有することで、システム間のシームレスな情報連携を可能にする。
見積書作成をワンクリックで自動化

esmの案件画面から「見積シート」を起票すると、見積書作成に必要な情報をesmから吸い上げて見積書が自動作成され、楽楽販売に登録する。これにより、転記ミスなどのヒューマンエラーを防ぎ、見積書作成時間を短縮。また、過去の見積書も容易に複製できる。
※転記可能な項目は、「顧客・案件・案件商品・見積」シート上の項目
案件情報を最新の状態に維持

esmと楽楽販売間で同期が行われるため、楽楽販売上で見積内容に変更が発生した際には、esm上の情報を自動的に更新する。CRMと販売管理システムを別々に手動更新する必要がなくなり、最新の見積情報をCRMで把握できる。
※案件および案件商品が対象
ラクス 楽楽クラウド事業本部 本部長 吉岡 耕児氏のコメント
営業活動と販売管理業務を繋ぐ、価値ある連携の実現を大変嬉しく思います。本連携が手作業によって発生する二重入力や転記ミスといった課題を解消し、より付加価値の高いコア業務へ集中できる環境を実現します。ソフトブレーン社と共に、お客様の生産性向上を強力に支援できることを確信しております。