テックファームは、ChatGPTが新規見込み客の心理状況やニーズを分析し、アポイント依頼メールやトークスクリプトの作成など、その後の対応方法まで指南する新サービスの提供開始を発表した。
同サービスは、Zoho Corporationが提供するクラウド型顧客管理ツール「Zoho CRM」とのAPI連携サービスとして提供。属人的になりがちな見込み客への対応を標準化し、商談機会の獲得を効率化する。
AIの分析・考察・提案内容は目的に応じてカスタマイズでき、資料をダウンロードした見込み客の心理分析、問い合わせに対する対応支援、メルマガからのホットリード推定などの活用を想定。2023年内に約100社へ無償提供し、その間にChatGPT活用の練度を上げ、有償化を目指す。
活用ケース例
1.資料をダウンロードした見込み客の心理分析
例)企業情報とダウンロードした資料の内容から、業務上の背景やニーズの推測を5パターン提案
見込み客が資料を必要とした背景やニーズについて、あらゆる可能性を踏まえた対応が可能となる。営業担当者の属人的な推測に限定されることなく、新たな視点・気づきを得られる。
2.問い合わせに対する対応支援
例)営業が追加で確認すべき質問内容を補完して列挙。さらにトークスクリプトを提案
業務効率化に加え、商談前に営業が確認する内容にバラつきが減り、商談化率が向上する。
3.メルマガからのホットリード推定
例)文脈やリンク先情報から、どのようなことに関心があるか推察し、連絡する際の話題候補を提案
現在商談のない取引先とのコンタクトを継続しやすくし、商談機会をうかがうことができる。