リブ・コンサルティングは、BtoB企業を対象に実施した「セールスDXに関する実態調査アンケート」の結果を発表した。
DXによる成果実感マーケ領域は35%、セールス領域は25%
「セールス領域とマーケティング領域におけるDX活用・成果創出割合」を示した図を参照すると、BtoB企業において、マーケティング等の先進領域に比べて、セールス領域はDXの取り組み・成果創出が遅れていることが明らかに。また、「役職者別セールスDXによる成果実感割合」を参照すると、「役員・経営者」はセールスDXにおいて成果実感が高いのに対して、課長以下の現場担当者になるほど成果実感の割合が低くなっていた。
「データ入力にかかる負担」が課題
セールスDXツールの課題を尋ねると、「データ入力負担が大きい」という回答が約40%と最多。同社は「経営・企画サイドはセールスDXを推進したい・推進できていると認識しているのに対し、現場サイドでは、工数負担増加によるネガティブな側面により、成果実感を持てていないのではないでしょうか。DX推進に必要なデータ入力こそが、成果創出のハードルとなっていたようです」と結果を考察した。
調査概要
- 調査時期:2021年10月12日~18日
- 調査対象:自社の従業員数が100名以上かつ、CS向上に直接関与する部門に所属しているかつ、自社のビジネスがBtoB(企業間取引)である方
- 調査企業数:500社