その勉強会、「会社・サービス紹介」になっていませんか?
皆さんこんにちは。現在パートナーサクセス社にてPRM(パートナーリレーションシップマネジメント)コンサルタントを務めている佐々木です。年明けの案件創出に向けて、多くの企業がパートナー企業へのサービス勉強会を実施していることでしょう。そこで今回は、パートナー企業に対する勉強会実施のコツ(前編)として、勉強会実施の目的や盛り込むべき内容、時間配分について解説します。
勉強会の実施にあたって、次のような悩みをよく聞きます。
- 勉強会が具体的な成果に結びつかない……
- パートナーがどのような内容を求めているのかわからない……
そもそも、なぜパートナー企業へ「勉強会」を実施する必要があるのでしょうか。勉強会の目的は大きくふたつあります。ひとつが、パートナー契約締結時のパフォーマンス。そしてもうひとつが、自社サービスへの理解促進です。具体的には、次のような内容です。
- パートナー企業の営業パーソンに自社をパートナー先として認識してもらう
- パートナー企業の営業パーソンに自社サービスを理解してもらう
- パートナー企業の営業パーソンへ、自社サービスをエンドユーザー(自社のターゲット顧客)に提案してもらえるよう働きがける
▼パートナー企業が「顧客を紹介したい!」と思うまでのステップ
勉強会の目的を再確認したうえで、現在実施している勉強会の内容はどうでしょうか? ただの会社紹介・サービス紹介になっていませんか?
パートナー企業の営業パーソンに対する勉強会は、営業活動を行う日中帯以外、早朝もしくは夕方に実施するケースが多いです。普段の仕事に加えてパートナー企業先のサービス勉強会を受けるのは、営業パーソンにとって負担が大きいはず。おまけに、その内容がただの会社紹介やサービス紹介では、集中力がもつはずがありません。よほど興味がない限り「休憩時間にしたい」「ほかの業務に時間を割きたい」というのが本音ですよね。
会社紹介・サービス紹介に終始しているうちは、いくら勉強会を実施しても、自社のサービスをまったく理解してもらえなかったり、エンドユーザー(ターゲット顧客)への提案がまったく進まなかったりするのは当たり前です。では、このような事態を避けるためにはどうすれば良いのでしょうか。