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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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企業の競争力を高める「営業DX」とは? 日本の営業組織の未来を探る powered by SalesZine

2024年4月18日(木)14:00~15:30

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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會田さんがゆく! あたらしい営業組織のかたち

AI×5G×音声がもたらすものとは?[NTTドコモ坪谷氏×RevComm會田氏]


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 オンライン商談を可視化するAI搭載型クラウドIP電話MiiTelを提供するRevComm・會田社長が、新しい組織のかたちをさまざまな分野のトップとの対談から探っていく本連載。第3回のゲストはNTTドコモ 執行役員 5G・IoTビジネス部長の坪谷寿一さん。1992年、NTTドコモ創業期に入社した坪谷さんは、エンジニアとしてキャリアをスタートさせながらさまざまな職種を経験し、現在は顧客接点・営業支援に活用される「AI電話」のビジネスをリードしている。1992年の営業の働き方、そして営業組織を支援するテクノロジーとしても注目度の高い「AI」を取り巻く環境の変化と今後の成長について両者が語り合った。

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1992年の「営業の働き方」とは?

會田(レブコム) 本日は、働き方の変遷から注目のテクノロジー、組織論までぜひ幅広くお話を聞かせてください。坪谷さんのキャリアのスタートからうかがえますか。

 
會田さん/坪谷さん

坪谷(NTTドコモ) 学生時代は電気工学や人工知能の研究をしていて、当時の人工知能研究用のプログラミング言語LISPを使ったり、C言語でプログラムを書いたりしていました。1992年、NTTに入社したのち同年7月に移動通信事業部の分社化に伴い、NTT移動通信網株式会社(現NTTドコモ)に異動しました。キャリアの前半はエンジニアとして、ネットワーク交換機の開発などを行っていましたが、その後は、人事、第三世代の導入のため技術プロジェクトチーム、国際ビジネス、国内のスマートライフプロジェクト、経営企画……とさまざまな職種とビジネスを経験しました。

 40代になってからの10年は新規事業開発に携わりました。街で見かける赤い自転車「ドコモ・バイクシェア」は私が企画立案から会社設立も行ったもので、たいへん思い入れの強いビジネスです。軌道に乗せたあと、NTTドコモに戻り千葉支店長を経て、現在は5G・IoTビジネス部で5Gのソリューションや「AI電話サービス」などの新領域のビジネスを所掌しています。私のキャリアは、雑多というか、当社の中でも特殊かもしれません。

會田 私は、学生時代は体育会陸上部に所属しており、短距離の選手でした。新卒で三菱商事に入社して商材としては自動車、地域は中東10ヵ国、ウクライナやトルコ、コーカサスなどを担当しました。業務内容としては本当に上流から下流まですべて経験させてもらいました。各国での会社設立やクロスボーダーM&A、現場の営業やマーケティングも経験しましたし、そのための組織づくりや採用、あらゆることにチャレンジする機会を得ることができました。RevCommを設立したのは2017年で、「Voice×AIのプラットフォーマー」になるべく事業展開しており、現在4期目です。

 御社は「AI電話サービス」、当社は「MiiTel」と顧客接点・営業支援のサービスを提供していますが、坪谷さんが入社された1992年、営業の働き方は現在とどのような違いがありましたか。

坪谷 想像し難いと思いますが、NTTや分社したドコモでさえ、ひとり1台のPCがない時代です。ワープロセンターがオフィス内にあるのですが、そこにはワープロが3台おいてあるだけで、30人の社員で取り合いになるような(笑)。Windows95以前で、業務でメールを使うようなことも、ほとんどなかったと思います。携帯電話はショルダーフォンが小さくなってきたくらいだったと思います。

 
株式会社NTTドコモ 執行役員 5G・IoTビジネス部長 坪谷寿一さん

 良い文化だったなと思うこともあります。PowerPointもまだなく資料づくりが手軽にできなかったため、説明資料は「A3用紙1枚」でまとめることが推奨されていました。いまは平気で数十枚の説明資料をつくりますよね。ITが進んでいない分、シンプルなことも多かったように思えます。

 また初代社長・大星さんは素晴らしいアントレプレナー思考の持ち主でした。スピード感あふれる方で、会社全体が人に聞く前に、自分で考えないと間に合わないような、忙しくも楽しく、面白い時代でした。

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1992年はAI冬の時代? これから5Gがもたらすものとは

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SalesZine編集部 宮田華江(セールスジンヘンシュウブ ミヤタハナエ)

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